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Database Firewall インストール後のパスフレーズ入力で「ログイン資格証明が無効です」

Oracle Database Audit Vault and Database Firewallのインストールでハマったのでメモしておきます。

Oracle Database Audit Vault and Database Firewallは、専用のマシンに Oracle Database Audit Vault サーバと Database Firewallをインストールして構成します。 まず、マシンにソフトウェアのDVD-ROMを設置して、Oracle Database Audit Vault サーバと Database Firewallのインストールの初期フェーズの作業をおこないます。ここで任意のパスフレーズを指定します。 そして、インストールの初期フェーズが完了した後で、Webブラウザで管理画面にアクセスします。ここで、先ほど指定したパスフレーズの入力が求められるため入力し、入力したパスフレーズが正しければ、後続の設定フェーズに進むような流れになっています。

しかし、自身のインストール作業において、正しいパスフレーズを入力している(つもり)であるにも関わらず、「ログイン資格証明が無効です」(英語では"Invalid Login Credentials ")といったエラーで、正しく管理画面に進めない事象が発生しました。

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ここには、ちょっとした罠がありました。Oracle Database Audit Vault と Database Firewall のインストールの初期フェーズで指定するパスフレーズには、アルファベットの大文字、小文字、数字に加えて、カンマ、ピリオド、コロン、プラス、アンダースコアを指定する含める必要があります。私はパスフレーズにプラスを含めていたつもりでいたため、当然ながらパスフレーズを入力する箇所でも、プラスを含めたパスフレーズを入力していました。しかし、エラーで先に進めません。

ふと、あることに気づき、プラスをコロンに置き換えたところ、パスフレーズが正しいとみなされ、先に進むことができました。理由はお分かりでしょうか?

どうやら、インストールの初期フェーズでは、キーボードはUS配列で認識されているように思われます。ご存知の通り、多くの記号類については、JP配列とUS配列でキーの配置が異なります。このため、自身としてはパスフレーズにプラスを含めていたつもりでいたのですが、実際にはコロンが含まれていたというわけです・・・。 同じような作業をなされる方、ご注意ください。

プロフィール

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渡部 亮太

・Oracle ACE
・AWS Certified Solutions Architect - Associate
・ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 11g, 12c 他多数

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