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人事ブログ
社員のスキル向上を目指して、不定期ながらもほぼ毎月開催されている社内セミナー。
第49回を迎える今回のテーマは「Exadataはじめました!」
先日サンフランシスコで開催されたOracle OpenWorld 2012でも、
Oracle Exadataの新バージョン『Oracle Exadata X3 Database In-Memory Machine』が発表され、話題となりました。
世界中で注目されているExadataの特長を、当社エンジニアがわかりやすく説明してくれた
社内セミナーの様子を、お伝えいたします!
昨今、ビッグデータへの注目が集まり、Exadataを導入する企業も増えています。
それに伴い当社へのExadataに関する技術支援依頼も徐々に増え始めました。
そんな中、
「名前は聞いたことあるけれど、Exadataって何?」
「シングル構成やRAC構成はわかるけれど、どう違うの?」
という、エンジニアの疑問に応えて開催された社内セミナー!
Exadataの概要をお伝えする【前編】の講師は、麹町サービスチームの伊藤さん。
意外にも社内セミナー初講師ですが、初めてとは思えないほどの堂々たる貫禄です!
もはやベテランの風格☆
—-【Agenda】———————-
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.ExadataのH/W構成
Ⅲ.ExadataのASMアーキテクチャ
Ⅳ.Exadataが速い6つの理由
Ⅴ.関連ドキュメントの紹介
———————————–
まずはExadataのそれぞれのマシン、仕様によるCPUコア数や
メモリの違いについて説明。
さらにInfiniBand、物理ディスク内のCellディスク、Gridディスク構成や
それぞれのディスクグループの領域等、ASMアーキテクチャについてと、
Exadataの構成が徐々に紐解かれます。
本日のセミナーでは・・・ まさにExatadaの“すごいところ”が明らかに!
そしてここからが本題。「Exadataはなぜ速いのか?」。
処理スピードの早さと、膨大なデータ保有を可能にしたExadata。
主に、次の3つの概念の実現がExadataの特長です。
A.処理の分散
B.I/Oの削減
C.I/Oの高速化
ではなぜこの3つの概念が実現できたのか。
それは、Exadataに搭載された、6つの魅力的な機能のおかげ!
A.処理の分散
<RAC + ASM>
処理のパラレル実行
<Exadata Smart Scan>
ストレージ・サーバへの処理のオフロードとDBサーバへの転送データ量の削減
B.I/Oの削減
<Exadataハイブリッド列圧縮>
データ格納効率化によるI/O削減と領域節約
<Storage Index>
ストレージ側でのI/O範囲の限定
C.I/Oの高速化
<InfiniBand>
サーバ間のネットワークI/O高速化
<Exadata Smart Flash Cache>
Flash Cardの活用によるI/Oレスポンスの向上
一つずつの機能の特長について、分かりやすい図と共に、さらに詳しい説明がありました。
「ここの機能はExadataならでは!」
すると、セミナー参加者であるエンジニアから次々と質問が。
Q.「ExadataでDataGuard構成は実現できるのか?RACのDataGuard構成と
どう違うのか??」
Q.「実際にExadataはどういうシーンで使用されているのか?導入事例があれば教えて!」
飛び交う質問にも、実例を交えて丁寧に答えてくれました。
また、Oracle社推奨の高可用性ソリューションである、MAAの環境適用にまで話がおよび、
議論はさらにヒートアップ。
議論に食らいつくベテランエンジニア! ノートにかじりつく若手エンジニア!!
現場でのExadataニーズを物語るかのように、
お客様の要望にお応えしようと集まった、熱心なエンジニアでセミナーは【満員御礼】。
大盛況のうちに幕を閉じました。
満員御礼!立ち見です!!
セミナーの最後には、Exadata Essentialsの受験を考えているメンバーに向けての
アドバイスもあり、内容の濃い充実したセミナーとなりました。
IT業界を賑わせているExadata。
次回、社内セミナー【Exadata後編】は10/29(月)開催!
Exadataの運用やパッチ適用、トラブルシュート等、現場での貴重な体験が聞けるようです。
次回のレポートもお楽しみに!