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  • [5]コーソルの日常
  • 2014.07.15

[新卒向け]メンタルヘルスセミナーを開催いたしました

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近頃よく耳にする「メンタルヘルス」という言葉。
では、「メンタルヘルスってなに?」という質問にみなさんは答えることが
できるでしょうか?


「メンタルヘルス」とは、心の健康のこと。
もとは精神的障害の早期発見や診断・治療を対象としてこの言葉が使われて
いましたが、近年は健常者の健康保持に重点が置かれているそうです。
近年、労働者の受けるストレスは拡大傾向にあり、仕事に関して強い
不安やストレスを感じている労働者は、全労働者の6割を超えています。
※厚生労働省調べ
また、メンタルトラブルに起因する健康障害に対する労災補償状況をみると、
請求件数・認定件数ともに増加傾向にあり、会社として、社員の心の健康の保持・増進を
図ることが非常に重要な課題となってきています。
今や新聞やニュースでも多く取り上げられているので、みなさんも深い関心を
寄せているところではないでしょうか。
厚生労働省では心の健康づくり計画として、セルフケア』『ラインによるケア』
『事業場内産業保健スタッフによるケア』『事業場内産業保健スタッフによるケア』
4つを推進しています。
今回の社内セミナーは『メンタルヘルス』を知る(理解する)、その上で
『セルフケア』を継続的に行うための方法等について学ぶことを目的としました。
※4つのメンタルヘルスケアの詳細についてはこちら
『セルフケア』で大切なのは、ストレスへの対処法の理解と実行
社会人として生活をしている中で、「全くストレスを溜めずに暮らしていく」というのは
困難かと思いますが、(なるべく)ストレスを溜めない・溜めてしまっても
軽減するように工夫して生活をすることは努力次第で可能です。
また、自分を守るために、自分はどんなことに対してストレスを溜めやすいのか、
自身の傾向を知ることもとても大切です。
簡単ではありますが、今日からでもすぐにできそうなストレス軽減に役立つ
3つの方法をお伝えいたします。
<自分を守る3つの方法>
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① 睡眠・休養
□リズムをつくる
【具体例】・毎日(休日も)同じ時刻に起き、太陽を浴びる
     ・就寝時間を決め、1時間前からはベッドタイムにする
     ・30分以上の昼寝を避ける
□寝る前にリラックスする
【具体例】・3時間前からカフェイン・タバコ・アルコールを止める
     ・ぬるめの風呂にゆっくり浸かる
     ・眠る環境が暗く、静かで、適温になるよう整える
□睡眠についての考え方を変える
【具体例】・睡眠時間の長さにはこだわらない
     ・寝不足は次の日に解消できるという考えは捨てる
     ・寝る前にあれこれ考えすぎない
② 運動・食事
□運動はストレス解消法として効果的
 →運動習慣のある人は不眠になりにくい
 →気分の落ち込みの予防や軽度のうつのケアに有効
□食事は身体の健康のみならず心の健康にも影響する
 →ストレス耐性を高めるために、ビタミンC・タンパク質・カルシウムを十分に
  摂取しよう!
 →毎日3食摂る人は2食しか摂らない人に比べ、気分の落ち込みが少ない
③ リラクゼーション方法
□呼吸法
 →体内に酸素を取り込むと自律神経の動きが良くなる
 (鼻で吸って、口で吐く)
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普段の生活の中で、上記内容をうまく取り込んでいけるようになると
今よりぐっとストレスが軽減されるかもしれませんね。
ストレスから自分を守る方法を掴んだところで、次は周りにいる仲間を守る方法を
学んでいきましょう。ここでは、5つの方法をご紹介します。
<仲間を守る5つの方法>
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① 関心と気配り
□挨拶、積極的な声掛けなどはしっかりと
② “いつもと違う”に気付く
□遅刻・早退・欠席が増えている
□残業・休日出勤が増えている
□ミスが目立つようになった
□報告や相談、職場での会話がなくなる(あるいはその逆)
□表情に活気がなく、動作にも元気がない(あるいはその逆)
□不自然な行動が目立つ
□衣服が乱れていたり、不潔であったりする
③ 声掛け
□躊躇せずに声をかけてみる!
 ・「最近元気ないみたいだけれど、大丈夫?」
 ・「何かあればいつでも話聴くよ!」
④ 話を聴く
□積極的傾聴を心がける(聞き役に徹する)
□話の結論を急がない
□プライバシーに配慮
⑤ つなぐ
□適切な情報を提供する
□必要に応じて社内の相談窓口や産業医、外部専門機関への相談・受診を促す
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声掛けや挨拶など、簡単なことから仲間の様子を確認することができますので
周りの仲間と協力し合って居心地のよい職場環境を作っていきたいものですよね。
ストレス対策を効果的に行えば、さらなる職場の活性化や業務効率の向上も
期待できるはずです。
2014年6月、メンタルヘルス対策の強化を目的として、
労働安全衛生法の一部を改正する法案が衆議院本議会で可決されました。
今後は会社に対して、「社員のストレス状況のチェック」と「医師による面接指導
(社員が希望した場合)」の実施が義務付けられます。
その結果、医師の意見を聴いた上で、必要な場合には人事異動の検討、
労働時間の短縮など、適切な措置を講じなければなりません。
コーソルでも社員やその家族を守るために、メンタルヘルス対策の充実と強化を図るとともに、
社員が日常的にセルフケアできるよう、会社として対応に一層力を入れていくつもりです!

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