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有志のエンジニアで始めた社内セミナーも、今回でなんと第50回を迎えました!
2005年に開催された第1回から早7年。若い会社ながらも歴史を感じますね。
前回同様、大盛況だったセミナーの様子をお伝えいたします!
記念すべき第50回のテーマは・・・
Exadata後編「Exadata パッチ適用実例紹介」
今回のセミナーでは、Exadata のパッチ適用手順について、
DB のパッチ適用作業と異なる部分、さらにパッチ適用事例を紹介してくれました。
Exadata後編セミナーの講師はMさん。実は入社から初講師までの最短記録!
初めてのセミナー講師に少し緊張気味です。
—-【Agenda】———————-
Ⅰ.Exadata のパッチとは?
Ⅱ.Exadata パッチ適用時に見るべきドキュメント
Ⅲ.Exadata パッチ適用手順解説 & 事例解説
———————————–
セミナーは、講師からの質問で始まりました。
「皆さんの中で、Exadataのパッチを適用する可能性のある方は?」
・・・会場で手を挙げたのは若干名。
Exadata案件が増えているとはいえ、まだ実際に業務で触れる
機会のあるメンバーは少ない模様。
しかし、Exadataの高速処理を評価し、導入した企業事例は
続々と誕生しており、ニーズは確実に高まっています。
聞き逃した人のために、ビデオも撮影。
まずは前回のおさらいも兼ねて、Exadataの構成について。
・Database Server
・Storage Server
・InfiniBand Switch
これらのパッチ適用対象コンポーネントを簡単に説明した後は、
いよいよExadataのパッチについての話に入りました。
【Exadataのパッチとは?】
・Bundle Patchについて
・パッチ適用方法
・インストール方法
・互換性
・Exadataパッチリリースタイミング
・yum updateのパターン(Repository serverとの兼ね合い)と推奨方法
・Rolling適用/Non-Rolling適用のメリット、デメリット
さらには
・パッチ適用スケジュール例
・適用ガイドライン
・パッチ適用時に見るべきドキュメント
・パッチ適用手順解説
と、事細かにレクチャー。
まさに今日のセミナー資料が『Exadataパッチ適用解説書』です!
新製品の技術支援は、未開の境地を切り拓く高揚感と、
手探りで奥深い技術を追究する面白さがありますが、
中には、新しさゆえに解決策が見出しにくい事例も発生します。
Exadataパッチ適用概要・手順が分かるこのセミナー資料は
後々、実際の業務でも活躍しそうですね!
さて、ここからは実際に実施した『パッチ適用事例』の紹介です。
実際の作業時間を例に、OSバックアップ→DBインストール→DBアップグレード・・・と、
どのタイミングで何を実施し、データベース(DB)やストレージがどのように
動作していくのかを、作業手順書と連動して時系列で解説していきます。
実際の現場ではシステムを停止して作業を行うため、作業遅延は許されません。
トラブルのないよう、慎重かつ的確に作業を進めていきます。
順調に作業は進んでいったものの、サーバーがダウンするというエラーが発生!!
原因追究・検証し、予定より時間をオーバーして・・・なんとか復旧!
臨場感たっぷりの解説に、聞いている我々のペンを持つ手にも何故か力が入ります。
「現場の雰囲気は新鮮!」聞き入る新入社員
参加者からも
「こうしたらリスクを回避・軽減できるのでは・・・!?」というアイディアが飛び交い、
会場全体でこの山場を乗り切ろうという空気に包まれます。
・・・ハラハラしつつも、無事作業完了。
その後は大きなトラブルもなく事態は収束しました。
「私だったらこうする!」というアイディアが飛び交うセミナーに
無事収束で一安心。笑みもこぼれます。
現場で実際にトラブルが起きている時は、当然ながら、トラブルシュートが優先されますので、
様々なアイディアや可能性をゆっくり検証する余裕はありません。
ですから、こうして事例を社内で共有し、様々なアクションプランを提案・検証し合えるのは
非常に有意義ですね。
Oracle DBという共通言語があるからこそ、現場での苦労も理解し合える。
切磋琢磨する仲間がいるから、相乗効果で会社全体のスキルアップに繋がる。
記念すべき第50回という、社内セミナー節目の回に、セミナー開催の意義を
改めて実感する内容でした。
今回のセミナーも盛況でした!!
先日開催されたOracle OpenWorld 2012では、
『Oracle Exadata X3 Database In-Memory Machine』だけではなく、
4年ぶりのメジャーバージョンアップとなる『Oracle Database 12c』の
リリースも発表されました。
新製品が続々と発表され、ますます進化するDB業界。
今後も目が離せませんね(≧o≦)!