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2013年9月21日から行われた Oracle OpenWorld 2013 San Francisco(以下、OOW)。
昨年に引き続き、今年もコーソルからは2名が参加いたしました。
Oracleサポートグループの浅岡 萌さんと信太 篤さんです。
ここからは、浅岡さん目線による OOW 情報を昨年に引き続きやわらかい感じで
お届けいたします!第1弾は『OOW って何だろう』編です。
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こんにちは。浅岡です。
少し遅くなりましたが… オラクルが開催する OOW 2013!参加してきました!
世界中から“Oracle”の関係者が集まり、その参加者数からも、
期間中に開催されるイベントからも、オラクルの圧倒的なパワーを感じるような
とても大きなイベントでした。
そんな OOW 2013 の様子が少しでも伝われば幸いです。
そして興味を持った方は、機会があれば是非一度 OOW に参加してみてください。
“Oracle”に携わったことがある人であれば一度は行ってもらいたい!
そして来年も私は参加したい!
第1回目の今回は『OOW って何だろう』編ということで、
イベントの概要紹介からご覧ください。
■メイン会場の Moscone Center■
Oracle OpenWorld (OOW) とは、オラクル・コーポレーションが
年次で主催するカンファレンスの名称です。
2003年以降は毎年サンフランシスコにて行われています。
新製品の発表があったり、技術セッションがいくつも同時進行で行われたり、
オラクルのパートナー企業による展示会があったり、様々なイベントが行われます。
纏めてしまうと簡単ですが、その1つ1つの規模がものすごく大きいです!
参加者数も全世界145ヶ国から6万人!街の至るところに“Oracle”の文字が!
もちろん、普段は会場のMoscone Centerにも“Oracle”の文字はありません。
開催期間も5日間あるのですが、その間に開催されるイベント・セッション1つ1つを
じっくり回るには全く時間が足りず、事前にどのイベント、どのセッションに
参加するのかじっくり検討・計画する必要があります。
かく言う私は事前準備が足りずに、あっちにフラフラこっちにフラフラと
あまり効率的に回ることができませんでした。。。
その分色々探検できたので、それはそれでアリかもしれませんが(笑)
ということで!まずは見逃せない OOW の主要なイベントを纏めてみました。
OOW って何が行われるの?という疑問に(勝手に)お答えしようと思います!
来年以降の OOW も必ずしも同じとは限りませんが、概要は毎年だいたい同じようです。
※感想は全て主観です。
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■ Keynote (基調講演)
OOW のメインイベントです!OOW に参加したからにはここは外せません。
新製品・新サービスなど、重要なことはこの場で発表されます。
スピーカーもエグゼクティブばかりです。
毎朝8時から開始されますが、それにも関わらず毎回長蛇の列ができます。
コーヒー片手に半分寝ながら開場を待つのですが、中に入れば
ライブ会場さながらの真っ赤なライトとロックテイストな音楽!
眠気はすぐに覚め、気分が盛り上がります。
だいたい2時間の講演で、前半はオラクルからの発表が行われ、後半は
パートナー企業がOracle製品を利用してどのように事業展開をしているのか
といった話を聞くことができます。
オラクルによる講演時のライトは赤が基本でしたが、パートナー企業のほとんどは
青が基本にされていました。興奮した後の青はちょっと心が落ち着きます。
** 左から Intel、Microsoft、DELL の講演時 **
Intel の講演では、NFL の有名選手だった Jerry Rice が登場しました。
アメフトファンの同行者 信太くんは興奮して急に飛び上がったのでびっくりしました(笑)
また、毎朝8時からの Keynote とは別に CEO である Larry Ellison が
登壇する Keynote が1日目の17時と3日目の13時から行われました。
Keynote 自体メインイベントではあるのですが、その中でも Larry Ellison が
登壇する講演こそ 本祭り! ということで、毎年この時は
8000名(詳細は不明)ほど収容可能なホールもあっという間に満員になります。
Larry 登場の瞬間は会場全体が大興奮!!私も興奮して写真を撮ってきました。
** この位置でだいたい客席の前から1/4辺り、要望遠レンズ **
しかし、ヨットに夢中な Larry は3日目の Keynote をドタキャン。。。
気合いを入れて1時間前から並んでいただけに無念でした。
ちなみに Keynote は全て日本語同時通訳があります。
ただ、同時通訳なので、場合によっては端折られてしまう箇所もあるため
そのまま英語でスピーチを聞くことができればより良いです。
■ 技術セッション
新製品・新機能の紹介が Keynote よりもさらに詳細に行われる3000人規模の
General Session から、1つの機能や項目にターゲットを絞った定員50人程度の
こじんまりとしたものまで、大小様々なセッションが会場内の至るところで
開催されます。
総数約2000ほどのセッションが同時に開催されますし、会場も広く
移動に時間もかかるため、どのセッションを選択するのか非常に悩まされます。
** 左が定員200名前後のセッション、右が定員500名程度のセッション **
基本的にセッションの参加には Web から事前予約を行う必要があるのですが、
大きな会場で行われる General Session はたいてい予約なしで入れますし、
500人以上収容可能な会場で行われるセッションであれば直前の予約も概ね可能です。
会場が OOW メイン会場である Moscone Center 以外のホテルであったり、
センター内であっても200~300人規模のホールであったり、人気スピーカー
(Ask Tom の Thomas Kyte 等)のセッションである場合には、それらは優先して
予約を行うことをお奨めします。参加者が多い分、予約が埋まるのも早いです。
後でキャンセルすることも可能なので、予約さえしてしまえば当日の興味で
色々変更するのもありです。
私は Database 関連のセッションに参加しましたが、12c の新機能や
RAC や Data Guard といった利用者の多い機能に関するセッションは早い段階で
予約が埋まります。Thomas Kyte のセッションにも行けませんでした。。
こちらは基本的に英語のみ、スライドも英語のみです。
General Session の一部は日本語同時通訳があります。
■ Japan Session
日本からの参加者向けに行われるセッションです。1日2つ程度行われます。
会場もツアー宿泊先のホテル内にあるため、迷子の心配もありません。
周りも日本人だけですので、ちょっとホッとします。
スピーカーは英語の場合も多いですが、質疑応答の際も日本オラクルの方や
通訳の方が隣で通訳してくれるため、他のセッションよりは質問する敷居が
低くなっていました。
この中でも、4日目に行われる日本オラクル 三澤さんのセッションは必聴です!
このセッションに参加するだけでその年の OOW の重要な内容は
全て把握することができます。しかも日本語で!(重要)
このセッションだけは他の Japan Session と比較して参加者が多いため、
早めに席を確保することをお勧めします。
■ Exhibition
オラクルのパートナー各社がブースを出展している展示会場です。
各ブースで登録を行うと(参加証のコードをピッと読み込んでくれる)
色々なノベルティグッズをもらえるので、一回りするだけでお土産には
困りません(笑) Redhat の赤いキャップが斬新でした。
ただ、色々な製品説明も熱心に行ってくれるのですが、当然ながら
全て英語なので、こちらはほぼ愛想笑いしかできませんでした・・。
富士通のみ、日本人の方がブースで対応されていましたので
ここぞとばかりに話しかけて記念写真まで撮ってもらいました。
** プラチナ・オブ・ザ・イヤーの石川さんと!ありがとうございました! **
■ Appreciation Event
表のメインイベントが Keynote であれば、こちらは裏のメインイベントです。
参加者への感謝を込めたイベントということで、毎年有名アーティストの
ライブが行われます。これまで Aerosmith、Elvis Costello、Sting 等の
洋楽をあまり知らなくても名前くらいは知ってる!という有名人が登場しています。
今年は Maroon 5・・・!
正直、行くまでは名前しか知りませんでしたが、ライブは非常に楽しく
帰国後、早速アルバムを買ってしまいました。ミーハーです。
また、ライブ会場であるサンフランシスコ対岸のトレジャーアイランド島から
見るサンフランシスコの夜景がとても綺麗ですので、こちらも必見です!
その夜景の素晴らしさからトレジャーアイランドという地名が命名されたそうです。
** 移動中のバスから見たサンフランシスコの夜景 **
会場では屋台(飲食物は全て無料)や射的のような出店もあるようですが、
今回はライブに夢中でそこまで確認することができませんでした。
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以上、まずは主要イベントを纏めましたが、何となくイメージは湧いたでしょうか。
次回はツアー宿泊先や会場の設備について紹介していきますので、
引き続きお付き合いください。