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コーソルの技術情報

コーソルでは経験豊かなエンジニアが、DPA(Database Performance Analyzer)に関するお役立ち情報を発信しています。
DPAの導入や監視設定にお役立ていただけます。

DPAを使ってデータベースのボトルネック有無を自動判定しよう

■概要

 DPAは1つの製品モジュールで様々なデータベース製品、DBaaS環境を一元管理できるデータベース監視製品です。
 他のデータベース監視製品より優位性のある強みが2点あります。

  1点目:マルチ環境、マルチデータベースを一元管理できる
  2点目:DPAがデータベース製品のボトルネック有無を特定してくれる
 
 本Tipsでは強みの2点目をご紹介します。
 データベースを運用していく中でパフォーマンス問題はほとんどのシステムで直面する課題です。
 パフォーマンス問題が発生した場合、初めに調査を開始するのがアプリケーションがアクセスするデータベースの稼働状況です。

以下、パフォーマンス問題が発生した際の一般的なデータベース稼働状況確認のアプローチです。


 この中でもDB詳細情報分析は専門的な知識が必要であることから、DB有識者にて実施することが当たり前ですが、
 このDBサーバボトルネック有無判定、DPAならDPAが行ってくれるのです。

 

 

DPAがデータベース製品のボトルネック有無を特定してくれる
 DPAにはAnomaly Detection“という収集したデータを分析してインスタンス全体の
 待機時間の予測・実績値比較を行い、予測値から乖離していた場合に異常として検出する
 機械学習アルゴリズムが用意されています。

Anomary Detectionの特徴

  • DPAに内包された機械学習アルゴリズムで、収集したデータを分析してインスタンス全体の待機時間の予測・実績値比較を行い、
    予測値から乖離していた場合に異常として検出する仕組み
  • 予測は1日の時間帯毎のSQL実行時間変動と曜日毎のSQL実行時間変動
  • DPAで予測したSQL実行時間から乖離があった場合、乖離度合いによって”警告(オレンジ色)”、”異常(赤色)”で色分け表示される
  • 時間帯・曜日によって似通った処理が実施されるシステムでは有効に働く
  • 警告”、“異常”を検出した時点でメール通知させることも可能
  • Anomary DetectionはDPA導入後すぐに利用できるわけではない
     1日の時間帯毎のSQL実行時間変動 : DPA導入後3日後から動作を開始
         曜日毎のSQL実行時間変動 : DPA導入後30日後から動作を開始
  • Anomary DetectionはDPAを長期間稼働させることで精度が高まっていく

 

 

DPAのもつAnomary Detectionを利用することで、たとえDB専門家がいなくても
データベース側にボトルネック原因の有り無し判断、ボトルネック原因がデータベース側であった場合の
遅延SQL特定まで、誰でも・簡単に・短時間で行えます。

 


DPAのより詳しい情報を知りたい方は、以下をご参照ください。

DPA製品紹介ページ
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