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作成およびスケーリングと処理性能 – Autonomous Database

渡部です。Autonomous Databaseの作成は簡単です。また、スケーリングも簡単です。
なお、oCPUに比例してメモリサイズとI/O処理性能が決まる点には注意が必要です。

イベント告知です。2019年04月24日(水) 18:30 ~ 21:00 Oracle Cloud Meetup 九州 #2
Oracle Cloud Autonomous Databaseについてお話させていただきます。詳細は以下をご覧くださいませ。

Autonomous Databaseの作成

以下はAutonomous Data Warehouse(ADW)とAutonomous Transaction Processing(ATP)の作成画面です。

create_adw01.png
create_atp02.png

上記に示した画面の通り、いくつかのパラメータを指定するだけで作成が完了します。

  • コンパートメント : Autonomous Databaseを配置するコンパートメント。コンパートメントは、テナント(≒アカウント)を区切る論理的区画です。
  • 表示名: インスタンスの表示名。
  • データベース名
  • CPUコア数: Oracle CloudではCPUコア数を、1物理コアに相当する概念であるOCPU(Oracle CPUの略でしょうか)で示します。
  • ストレージ(TB)
  • データベース管理ユーザーのパスワード
  • ライセンスタイプ : BYOLか否か

名称やパスワード、ライセンスタイプなどどのようなモノであっても指定必須の項目を除けば、実質的に必要な設定項目は以下の2つのみということに注意してください。

  • CPUコア数
  • ストレージ(TB)

なお、データベースの性能において重要な構成要素であるメモリのサイズを指定できないことを
奇妙に思われる方もいらっしゃるかもしれません。メモリサイズはCPUコア数により決まります。
同様に、ストレージI/O性能もCPUコア数により決まります。

Autonomous Databaseのスケーリング

渡部です。Autonomous Databaseの作成時に指定する性能関連の設定項目は以下の2つだけでした。

  • CPUコア数(OCPU)
  • ストレージ(TB)

これらの設定項目はAutonomous Databaseの起動中に動的に変更できます。
Autonomous Databaseで実行されている処理に影響を与えることはありません。

adb_scaling_01.png

以下にoCPU数を1から8にスケーリングした時の画面を示します。

adw_scaling_capture01.png
adw_scaling_capture02.png
adw_scaling_capture03.png
adw_scaling_capture04.png

スケーリングと処理性能

CPUコア数が処理性能に与える影響についてはキチンと理解しておく必要があります。
メモリサイズはCPUコア数により決まります。CPUコア数を増やすとメモリサイズが増加します。

実測結果を以下に示します。

adb_scaling_03.png

また、ストレージI/O性能もCPUコア数により決まります。同一のクエリを実行したときの所要時間の実測結果を以下に示します。一般にストレージI/O性能は処理の所要時間に影響しますので、これで対応関係を推し量ることができます。

adb_scaling_02.png

イベント告知です。2019年04月24日(水) 18:30 ~ 21:00 Oracle Cloud Meetup 九州 #2
Oracle Cloud Autonomous Databaseについてお話させていただきます。詳細は以下をご覧くださいませ。

プロフィール

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渡部 亮太

・Oracle ACE
・AWS Certified Solutions Architect - Associate
・ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 11g, 12c 他多数

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