株式会社コーソル

コーソルDatabaseエンジニアのブログ

技術ブログ

Oracleライセンス無料のOracle Base Database Service for Developers

Oracle ACE Proの渡部です。

Oracle Database関連のライセンス費用が請求されない開発用のOracle Base Database Serviceとして、Oracle Base Database Service for Developersがリリースされました。

OCI BaseDBとは

OCI Base Database Serviceの概要については、以下の記事をご覧ください。

OCI BaseDBとは何か / OCI Base Database Service

OCI BaseDBの主なメリットとしては以下が挙げられます。

  • オンプレOracle同等の柔軟性: DB/OS管理権限の解放 など
  • 自動化: バックアップ、パッチ適用 など
  • 高いセキュリティ: デフォルトで暗号化 など
  • 低コスト
  • Oracle Databaseとの親和性の高さ : 充実したOracle関連サービス、ライセンス
  • OCIの周辺サービスを安価に使用できる: Object Storage、File Storage Service(NFS) など

Oracle Base Database Service for Developersとは

Oracle Base Database Service for Developersは、Oracle Database関連のライセンス費用が請求されない開発用のOracle Base Database Serviceです。

Oracle Base Database Service for Developersの特徴を以下にまとめます。

  • Oracle Database関連の費用(Oracle Databaseのライセンス費用、Base DBの自動化に係る使用料)がかかりません。ただし、IaaS関連の使用料は発生します。
  • 一部制約(後述)はありますが、おおむねEnterprise Edition相当の機能を使用できます。
  • 本番環境には使用できません。

BaseDB for Developers の制約

  • プロビジョニングできるインスタンスは1つのみです。2インスタンスのRACデプロイメントはサポートされていません。
  • Ampere A1シェイプでのみサポートされます。
  • Logical Volume Managerでのみサポートされています。
  • 単一ノードDBシステムでのみサポートされます。
  • プロビジョニング後にOracle Databaseソフトウェア・エディションを変更することはできません。
  • Data Guardアソシエーションはサポートされていません。
  • リージョン間のバックアップおよびリストアはサポートされていません。
  • Bring Your Own License (BYOL)はサポートされていません。
  • Enterprise Edition Developerを使用してバックアップからDBシステムを作成するために使用できるのは、Enterprise Edition Developerを使用して作成されたバックアップのみです。
  • さらに、次の制限がPDBに適用され、データベースによって自動的に適用されます。
    • PDB当たり最大2スレッド。
    • PDB当たり最大8 GBのメモリー。
    • PDB当たり最大20 GBのデータベース・サイズ。
    • PDB当たり最大30セッション。

作成画面

作成画面における設定項目の詳細については、以下の記事をご覧ください。

OCI BaseDB作成時の指定項目

  • 「Oracle Databaseソフトウェア・エディション」には「Enterprise Edition Developer」を選択します。

  • 「Oracle Databaseソフトウェア・エディション」に「Enterprise Edition Developer」を選択すると、シェイプ、ストレージ管理ソフトウェアがOracle Base Database Service for Developersの制約に従うものに設定されます。

  • Oracle Base Database Service for Developersの制約から、ノード数は1以外指定できません。

  • マニュアルに記載がありませんでしたが、バックアップ保存先にはリカバリサービスを指定できないようです。

[宣伝] Oracle DBのOCI移行はコーソルへ!

Oracle DBのOCI移行はコーソルへお任せ下さい。

コーソルはORACLE MASTER Platinum 累計取得者数No.1

コーソルからデータベース関連製品をご購入いただくと、ORACLE MASTER Platinum 単年取得者数7年連続No.1、2016年6月以降 累計保持者数No.1という指標に裏付けされた高い技術力により、安心してOracleを導入/利用いただけます。

ORACLE MASTER Platinumとは、2日間にわたる実技試験により認定されるOracle Database最高難度の資格です。 グローバルで有効な資格であり、海外では"Oracle Certified Master"と呼ばれます。

ORACLE MASTER Platinumとは何か / コーソルはPlatinum取得者数No.1!

多数のOracle関連書籍を執筆

Oracle DatabaseのDBAサービスを提供可能

Oracle Databaseについても製品販売、製品サポート、製品の導入を行います。また、リモート回線経由でスポット的なDBA実務を行うリモートDBAサービス、コンサルティングやベンダコントロールを含めたOracle Databaseプロフェッショナルサービスを時間制で提供する時間制コンサルサービスも提供しています。

データベース運用保守なら常駐しないリモートDBA

基幹系DB運用支援および製品サポートについては、3拠点体制による24時間365日対応が可能です。

コーソルは多数のデータベース関連製品を取り扱っています

コーソルは、Oracle Databaseをはじめとするデータベース製品に関する深い知識を活かし、多数のデータベース関連製品を取り扱っております。

  • オラクル製品全般 (Oracle Database, Oracle Cloud, Oracle GoldenGate, Oracle WebLogic Serverなど)
  • Dbvisit Standby
  • SharePlex for Oracle
  • CData Sync
  • Qlik Replicate
  • Solarwinds Database Performance Analyzer (DPA)
  • Toad for Oracle / Toad for SQL Server
  • MaxGuage
  • Spotlight for Oracle / Spotlight for SQL Server
  • SIOS LifeKeeper
  • Delphix
  • PISO
  • D'amo
  • Nutanix Database Service (NDB)

これらの製品について、販売・導入・運用を様々な形でご支援します。お困りの際はぜひ弊社にお声がけくださいませ。

プロフィール

On7tWW6m1Ul4

渡部 亮太

・Oracle ACE
・AWS Certified Solutions Architect - Associate
・ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 11g, 12c 他多数

カテゴリー

アーカイブ