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管理コンソールからOracle Database Cloud Service (Database as a Service)インスタンスを作成すると、
Oracle Linux 6がインストールされたVMが作成されます。このVMを、Oracle Cloudでは計算ノード(Compute Node)と呼びます。
Oracle Cloudには、AWSのセキュリティグループに類似したファイアウォール機能がありますが、初期状態で、計算ノードへのポート22接続が許可されています(ポート22以外のポートへの接続は禁止されています)。このため、ネットワーク的にはssh接続が可能な状態になっていますが、認証方法には若干の注意が必要です。
初期状態ではsshの認証方式に、公開鍵認証を使用します。Oracle Database Cloud Serviceインスタンス作成時に、sshの公開鍵を登録していますので、これに対応する秘密鍵を使用して、ssh接続します。
ユーザー名にはoracleまたはopcを指定してください。
Oracle Database Cloud Service (Database as a Service)インスタンスに関連付けられた計算ノード上のツール、ユーティリティおよび他のリソースにローカルでアクセスするには、Secure Shell (SSH)クライアント・ソフトウェアを使用して、セキュアな接続を確立し、ユーザーoracleまたはユーザーopcとしてログインします。
また、ホストのIPアドレスには、インスタンス概要ページに表示される「パブリックIP」を指定します。
先に説明したとおり、OSのroot権限や、Oracle DatabaseのSYS権限が解放されていますので、
ssh接続すると、オンプレミスとほぼ同様の各種運用管理作業を実行できます。
しかし、残念ながら、現時点でOracle Cloudのデータセンターは日本にないため、コマンド入力時に若干のもたつきを感じます。モデムなどの低速回線を経由してターミナル操作をしているような・・・なんだか懐かしい感じがします 🙂
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渡部 亮太
・Oracle ACE
・AWS Certified Solutions Architect - Associate
・ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 11g, 12c 他多数
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