技術ブログ
Oracle Database Cloud ServiceのCompute Nodeには、Oracle Database Cloud Serviceインスタンス作成時に指定したssh公開鍵を用いた公開鍵認証でsshログインできます。この際に使用できるOSユーザーはoracleまたはopcです。
運用フェーズでは別途考慮などが必要ですが、検証目的ではopcユーザーを使うことをお勧めします。
というのも、opcユーザーはパスワードレスでのsudo権限が割り当てられているため、opcユーザーからrootユーザーやoracleユーザーへスイッチできるためです。
-bash-4.1# cat /etc/sudoers
:
## Same thing without a password
%opc ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL
oracleユーザーは、ご想像の通り、Oracle Databaseのソフトウェアownerです。
[oracle@db12c-ee2 ~]$ id
uid=54321(oracle) gid=54321(oinstall) groups=54321(oinstall),54322(dba)
[oracle@db12c-ee2 ~]$ ls -l $ORACLE_HOME/bin/oracle
-rwsr-s--x 1 oracle oinstall 326047797 Dec 7 02:11 /u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/bin/oracle
[oracle@db12c-ee2 ~]$ cat /etc/oraInst.loc
inventory_loc=/u01/app/oraInventory
inst_group=oinstall
[oracle@db12c-ee2 ~]$ env |grep ORA
ORACLE_UNQNAME=ORCL
ORACLE_SID=ORCL
ORACLE_HOSTNAME=db12c-ee2.compute-jpcosolinc.oraclecloud.internal
ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1
oracleユーザーには、特にsudo権限が割り当てられていません。
とはいえ、そもそもroot権限を使用することができますので、visudoコマンドなどを使用すれば、sudo権限を割り当てることは可能ですし、オラクルはその点について関与しないはずです。
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渡部 亮太
・Oracle ACE
・AWS Certified Solutions Architect - Associate
・ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 11g, 12c 他多数
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