株式会社コーソル

コーソルDatabaseエンジニアのブログ

技術ブログ

RMANへの愛を語る2 – リストアしない超高速リストア

渡部です。一部界隈で私のRMANへの愛が話題になっていた(気のせい?)ようなので、第2弾をお送りしたいと思います ;-P

超大規模データベースとRTO

最近はデータベースに保管されるデータの量が飛躍的に増加しているため、 データベースのサイズが非常に大きくなっています。

データベースのサイズが大きくなって困ることはいろいろあるのですが、 意外と見逃しがちなのは、データベースの障害発生時の復旧作業に非常に長い時間を要することです。 言い換えると、RTO(目標復旧時間 / Recovery Time Objective)を満たすことが難しくなってきているということです。

障害発生時のデータベース復旧は、バックアップを戻すリストアと、直前の更新分を反映するリカバリの2つの処理から構成されます。データベースのサイズが主に影響するのはリストアです。

すなわち、大きなサイズのデータベースの復旧時間を短くして、RTOを満たせるようにするには、リストアに要する時間を短縮することが鍵になります。

リストアしない超高速リストアとは?

というわけで、早速、記事タイトルにもある、時間を要するリストア処理をしない超高速リストアについて御紹介したいと思います。 鍵はSWITCHコマンドによるイメージコピーバックアップへの切り替えです。

通常のリストアでは、バックアップファイルを元の場所にコピーすることで、正常なデータファイルを復元します。 当然ながら、データファイルのサイズが大きければコピーには時間がかかります。

SWITCHコマンドによるリストアでは、データファイルのパスをイメージコピー形式のバックアップファイルに切り替え、バックアップファイルをコピーせず、そのままデータベースに使います。 コピー処理を行わないため、SWITCHコマンドの実行、すなわちSWITCHコマンドによるリストアは瞬時に完了します。

SWITCHコマンドによるリストアの前提条件

仕組みから明らかですが、SWITCHコマンドによるリストアを行うためには、いくつか満たしておくべき前提条件があります。

  • バックアップファイルを配置したストレージには十分性能が良いものを使用する
    バックアップファイルをそのまま使ってデータベースを運用する形になるため、バックアップファイルを配置したストレージが遅いと、復旧後のデータベースは十分な性能を得られません。
  • バックアップをイメージコピー形式で取得しておく
    バックアップファイルをそのままデータベースに使用する関係上、元のデータファイルと同じ形式である、イメージコピー形式でバックアップを取得する必要があります。
  • イメージコピー形式のバックアップはできるだけ直近のものが望ましい
    SWITCHコマンドを使わない復旧一般に言えることですが、バックアップが古いと、リカバリに時間を要することになります。

これらの前提条件のうち、データベースのサイズが大きい場合、2番目および3番目の条件を満たすのは大変です。 イメージコピー形式でのバックアップをとるということは、データベース全体についての完全に同一なバックアップを取得するということだからです。サイズが大きいデータベースについて、なにも考えずに イメージコピー形式でバックアップを取得すると、バックアップ時間が長時間化します。

復旧時間の短縮のためとはいえ、これを実現するためにバックアップ時間が長時間化するのは、なんだか本末転倒のような気がしないでもありません。そこで活用できるのが、増分更新バックアップです。

増分更新バックアップとOracle推奨バックアップ計画

増分更新バックアップについては、

で説明していますが、あらためてもう少し詳しく説明しておきましょう。

増分更新バックアップは、増分バックアップの利点を享受しつつ、復旧に要する時間を短縮できるすぐれた方法です。

増分バックアップは、バックアップ保存に必要なディスク領域を削減できます。さらにブロックトラッキングを有効にすると、バックアップ取得時間も短縮できます。

増分バックアップはバックアップ保存に必要なディスク領域を削減できる優れた機能ですが、復旧作業において、増分を適用する処理が必要なため、適用すべき増分が多いと復旧時間が長くなる問題があります。増分更新バックアップを用いると、この問題を解決できます。

増分更新バックアップは、全体バックアップ(レベル0の増分バックアップ)に対して増分バックアップ(レベル1の差分増分または累積増分バックアップ)をあらかじめ適用しておくことで、更新されたイメージコピー形式の全体バックアップを作成しておく方法です。障害発生時の復旧作業において、増分を適用する必要がないため、復旧に要する時間を短縮できます。この方法をオラクルは推奨バックアップ計画と呼んでいます。

jpoug_ac2019_rman_006.png

なお、増分更新バックアップはRECOVERコマンドとBACKUPコマンドを組み合わせて実現されるバックアップ運用の方法です。増分更新バックアップというバックアップファイルの種類があるわけではありませんので、誤解のなきよう。

増分更新バックアップを最新のイメージコピー形式バックアップ作成に利用する

増分更新バックアップでは、 最初に取得するレベル0の差分バックアップのバックアップ形式はバックアップセット形式または イメージコピー形式を選択できます。 レベル0の差分バックアップをイメージコピー形式で取得しておくと、 以降の増分更新バックアップの運用において、イメージコピー形式のバックアップに対して 増分更新処理(レベル1の増分バックアップの適用)が行われ、 イメージコピー形式で、最新のバックアップを作成することができます。

話が長くなりましたが、この最新のイメージコピー形式バックアップが、SWITCHコマンドによるリストアに使用できるというわけです。

コマンド実行結果

実際のコマンド実行結果を見てみましょう。

なお、増分更新バックアップは以下のコマンド群(実際の運用ではRUNブロックで囲む)を定期的に実行することで行います。

RECOVER COPY OF DATABASE  WITH TAG '<タグ名>';
BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 FOR RECOVER OF COPY WITH TAG '<タグ名>' DATABASE;

上記コマンドの増分更新バックアップで実行される処理のイメージは以下の図の通りです。

jpoug_ac2019_rman2_002.png

以下に示すコマンド実行例では、増分更新バックアップを4回実行し、復旧作業に移っています。上の図とは異なり、増分更新バックアップの5回目は実行していません。

増分更新バックアップ1回目

増分更新バックアップ1回目の実行です。

増分更新バックアップは2つのコマンドから構成されますが、1つ目のコマンドの RECOVER COPY OF DATABASE WITH TAG ''; のところをまで見てみます。

[oracle@ol68n11 ~]$ export NLS_DATE_FORMAT='YY-MM-DD HH24:MI:SS'
[oracle@ol68n11 ~]$ rman target /

Recovery Manager: Release 18.0.0.0.0 - Production on 土 12月 14 03:15:33 2019
Version 18.3.0.0.0

Copyright (c) 1982, 2018, Oracle and/or its affiliates.  All rights reserved.

ターゲット・データベース: I30N (DBID=1441623569)に接続されました

RMAN> # ◆増分更新バックアップ1回目の増分更新処理
RMAN> #   増分更新処理(レベル0へのレベル1の適用)用のコマンドを実行するが、
RMAN> #   この時点ではレベル0およびレベル1のバックアップがないため、処理をスキップ

RMAN> RECOVER COPY OF DATABASE WITH TAG 'incr_update';

recoverを19-12-14 03:15:44で開始しています
リカバリ・カタログのかわりにターゲット・データベース制御ファイルを使用しています
チャネル: ORA_DISK_1が割り当てられました
チャネルORA_DISK_1: SID=63 デバイス・タイプ=DISK
リカバリするためのデータファイル1のコピーが見つかりません
リカバリするためのデータファイル3のコピーが見つかりません
リカバリするためのデータファイル4のコピーが見つかりません
リカバリするためのデータファイル7のコピーが見つかりません
recoverを19-12-14 03:15:46で終了しました

RMAN> list copy;
指定がリポジトリ内のどのデータファイル・コピーとも一致しません
指定がリポジトリ内のどの制御ファイル・コピーとも一致しません
指定がリポジトリ内のどのアーカイブ・ログとも一致しません

RMAN> list backup;
指定がリポジトリ内のどのバックアップとも一致しません

引き続き、 増分更新バックアップを構成する2つ目のコマンドの BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 FOR RECOVER OF COPY WITH TAG '' DATABASE; の実行を見てみます。

RMAN> # ◆増分更新バックアップ1回目のレベル1増分バックアップ取得
RMAN> #   レベル1増分バックアップ取得用のコマンドを実行するが、
RMAN> #   増分の基準となるレベル0増分バックアップがないため、
RMAN> #   レベル1増分バックアップではなくレベル0増分バックアップが取得される。

RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 FOR RECOVER OF COPY WITH TAG 'incr_update' DATABASE;

backupを19-12-14 03:15:54で開始しています
チャネルORA_DISK_1の使用
データファイル1の親バックアップまたはコピーが見つかりません←★増分の基準となるレベル0増分バックアップがない
データファイル3の親バックアップまたはコピーが見つかりません
データファイル4の親バックアップまたはコピーが見つかりません
データファイル7の親バックアップまたはコピーが見つかりません
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーを開始しています
入力データファイル ファイル番号=00001 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/system01.dbf
出力ファイル名=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_system_gz7obtq5_.dbf タグ=INCR_UPDATE レコードID=1 スタンプ=1026962168
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーが完了しました。経過時間: 00:00:15
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーを開始しています
入力データファイル ファイル番号=00003 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/sysaux01.dbf
出力ファイル名=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_sysaux_gz7oc9x3_.dbf タグ=INCR_UPDATE レコードID=2 スタンプ=1026962176
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーが完了しました。経過時間: 00:00:07
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーを開始しています
入力データファイル ファイル番号=00004 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/undotbs01.dbf
出力ファイル名=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_undotbs1_gz7ock59_.dbf タグ=INCR_UPDATE レコードID=3 スタンプ=1026962181
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーが完了しました。経過時間: 00:00:07
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーを開始しています
入力データファイル ファイル番号=00007 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/users01.dbf
出力ファイル名=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_users_gz7ocrbc_.dbf タグ=INCR_UPDATE レコードID=4 スタンプ=1026962184
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーが完了しました。経過時間: 00:00:01
backupを19-12-14 03:16:25で終了しました

Control File and SPFILE Autobackupを19-12-14 03:16:26で開始しています
ピース・ハンドル=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962186_gz7octfz_.bkp コメント=NONE
Control File and SPFILE Autobackupを19-12-14 03:16:27で終了しました

RMAN> list copy;
指定がリポジトリ内のどの制御ファイル・コピーとも一致しません
指定がリポジトリ内のどのアーカイブ・ログとも一致しません
データファイル・コピーのリスト
=======================

Key     File S 終了時間      Ckp SCN    Ckp時間         Sparse
------- ---- - ----------------- ---------- ----------------- ------
1       1    A 19-12-14 03:16:08 1522844    19-12-14 03:15:54 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_system_gz7obtq5_.dbf # ←★イメージコピー形式でバックアップが取得されている(レベル0増分バックアップ)
             タグ: INCR_UPDATE

2       3    A 19-12-14 03:16:16 1522856    19-12-14 03:16:09 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_sysaux_gz7oc9x3_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

3       4    A 19-12-14 03:16:21 1522859    19-12-14 03:16:17 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_undotbs1_gz7ock59_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

4       7    A 19-12-14 03:16:24 1522862    19-12-14 03:16:24 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_users_gz7ocrbc_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

RMAN> list backup;

バックアップ・セットのリスト
===================

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
1       Full    10.20M     DISK        00:00:00     19-12-14 03:16:26
        BPキー: 1   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031626
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962186_gz7octfz_.bkp #←★制御ファイル、SPファイルはバックアップセット形式でバックアップが取得される
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:10:41
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1522871      Ckp時間: 19-12-14 03:16:26

増分更新バックアップ2回目

次に増分更新バックアップ2回目です。 1回目と同様に 1つ目のコマンドの RECOVER COPY OF DATABASE WITH TAG ''; のところをまで見てみます。

RMAN> ALTER SYSTEM CHECKPOINT;←★更新処理の実行を模擬するためにチェックポイント実行

文が処理されました

RMAN> # ◆増分更新バックアップ2回目の増分更新処理
RMAN> #   増分更新処理(レベル0へのレベル1の適用)用のコマンドを実行するが、
RMAN> #   この時点ではレベル1のバックアップがないため、処理をスキップ

RMAN> RECOVER COPY OF DATABASE WITH TAG 'incr_update';

recoverを19-12-14 03:17:02で開始しています
チャネルORA_DISK_1の使用
リカバリするためのデータファイル1のコピーが見つかりません
リカバリするためのデータファイル3のコピーが見つかりません
リカバリするためのデータファイル4のコピーが見つかりません
リカバリするためのデータファイル7のコピーが見つかりません
recoverを19-12-14 03:17:02で終了しました

RMAN> list copy;
指定がリポジトリ内のどの制御ファイル・コピーとも一致しません
指定がリポジトリ内のどのアーカイブ・ログとも一致しません
データファイル・コピーのリスト
=======================

Key     File S 終了時間      Ckp SCN    Ckp時間         Sparse
------- ---- - ----------------- ---------- ----------------- ------
1       1    A 19-12-14 03:16:08 1522844    19-12-14 03:15:54 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_system_gz7obtq5_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

2       3    A 19-12-14 03:16:16 1522856    19-12-14 03:16:09 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_sysaux_gz7oc9x3_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

3       4    A 19-12-14 03:16:21 1522859    19-12-14 03:16:17 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_undotbs1_gz7ock59_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

4       7    A 19-12-14 03:16:24 1522862    19-12-14 03:16:24 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_users_gz7ocrbc_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

RMAN> list backup;

バックアップ・セットのリスト
===================

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
1       Full    10.20M     DISK        00:00:00     19-12-14 03:16:26
        BPキー: 1   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031626
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962186_gz7octfz_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:10:41
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1522871      Ckp時間: 19-12-14 03:16:26

引き続き、 増分更新バックアップを構成する2つ目のコマンドの BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 FOR RECOVER OF COPY WITH TAG '' DATABASE; の実行を見てみます。 コマンドの意図どおりレベル1増分バックアップが取得されます。

RMAN> # ◆増分更新バックアップ2回目のレベル1増分バックアップ取得
RMAN> #   増分の基準となるレベル0増分バックアップがあるため、
RMAN> #   コマンドの意図どおりレベル1増分バックアップが取得される。

RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 FOR RECOVER OF COPY WITH TAG 'incr_update' DATABASE;

backupを19-12-14 03:17:08で開始しています
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: 増分レベル1のデータファイル・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにデータファイルを指定しています
入力データファイル ファイル番号=00001 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/system01.dbf
入力データファイル ファイル番号=00003 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/sysaux01.dbf
入力データファイル ファイル番号=00004 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/undotbs01.dbf
入力データファイル ファイル番号=00007 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/users01.dbf
チャネルORA_DISK_1: ピース1 (19-12-14 03:17:08)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1 (19-12-14 03:17:15)が完了しました
ピース・ハンドル=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7of4s3_.bkp タグ=INCR_UPDATE コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:07
backupを19-12-14 03:17:15で終了しました

Control File and SPFILE Autobackupを19-12-14 03:17:15で開始しています
ピース・ハンドル=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962235_gz7ofd5m_.bkp コメント=NONE
Control File and SPFILE Autobackupを19-12-14 03:17:16で終了しました

RMAN> list copy;
指定がリポジトリ内のどの制御ファイル・コピーとも一致しません
指定がリポジトリ内のどのアーカイブ・ログとも一致しません
データファイル・コピーのリスト
=======================

Key     File S 終了時間      Ckp SCN    Ckp時間         Sparse
------- ---- - ----------------- ---------- ----------------- ------
1       1    A 19-12-14 03:16:08 1522844    19-12-14 03:15:54 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_system_gz7obtq5_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

2       3    A 19-12-14 03:16:16 1522856    19-12-14 03:16:09 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_sysaux_gz7oc9x3_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

3       4    A 19-12-14 03:16:21 1522859    19-12-14 03:16:17 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_undotbs1_gz7ock59_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

4       7    A 19-12-14 03:16:24 1522862    19-12-14 03:16:24 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_users_gz7ocrbc_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

RMAN> list backup;

バックアップ・セットのリスト
===================

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
1       Full    10.20M     DISK        00:00:00     19-12-14 03:16:26
        BPキー: 1   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031626
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962186_gz7octfz_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:10:41
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1522871      Ckp時間: 19-12-14 03:16:26

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
2       Incr 1  160.00K    DISK        00:00:06     19-12-14 03:17:14
        BPキー: 2   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: INCR_UPDATE
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7of4s3_.bkp # ←★レベル1増分バックアップ
  バックアップ・セット2のデータファイルのリスト
  File LV Type Ckp SCN    Ckp時間         Abs Fuz SCN Sparse Name
  ---- -- ---- ---------- ----------------- ----------- ------ ----
  1    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/system01.dbf
  3    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/sysaux01.dbf
  4    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/undotbs01.dbf
  7    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/users01.dbf

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
3       Full    10.20M     DISK        00:00:01     19-12-14 03:17:16
        BPキー: 3   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031715
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962235_gz7ofd5m_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:16:30
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1522983      Ckp時間: 19-12-14 03:17:15

増分更新バックアップ3回目

次に増分更新バックアップ3回目です。

1つ目のコマンドの RECOVER COPY OF DATABASE WITH TAG ''; の実行したとき、すでにレベル0とレベル1のバックアップがあるので、 コマンドの意図通り増分更新処理が実行されます。

RMAN> ALTER SYSTEM CHECKPOINT;

文が処理されました

RMAN> # ◆増分更新バックアップ3回目の増分更新処理
RMAN> #   レベル0とレベル1のバックアップがあるので、
RMAN> #   コマンドの意図通り増分更新処理が実行される。

RMAN> RECOVER COPY OF DATABASE WITH TAG 'incr_update';

recoverを19-12-14 03:17:27で開始しています
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: 増分データファイル・バックアップ・セットのリストアを開始しています
チャネルORA_DISK_1: リカバリするデータファイル・コピーを指定しています
リカバリしているデータファイル・コピーのファイル番号=00001 名前=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_system_gz7obtq5_.dbf
リカバリしているデータファイル・コピーのファイル番号=00003 名前=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_sysaux_gz7oc9x3_.dbf
リカバリしているデータファイル・コピーのファイル番号=00004 名前=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_undotbs1_gz7ock59_.dbf
リカバリしているデータファイル・コピーのファイル番号=00007 名前=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_users_gz7ocrbc_.dbf
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・ピース/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7of4s3_.bkpから読取り中です
チャネルORA_DISK_1: ピース・ハンドル=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7of4s3_.bkp タグ=INCR_UPDATE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・ピース1がリストアされました
チャネルORA_DISK_1: リストアが完了しました。経過時間: 00:00:01
recoverを19-12-14 03:17:28で終了しました

Control File and SPFILE Autobackupを19-12-14 03:17:28で開始しています
ピース・ハンドル=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962249_gz7ofs39_.bkp コメント=NONE
Control File and SPFILE Autobackupを19-12-14 03:17:30で終了しました

RMAN> list copy;
指定がリポジトリ内のどの制御ファイル・コピーとも一致しません
指定がリポジトリ内のどのアーカイブ・ログとも一致しません
データファイル・コピーのリスト
=======================

Key     File S 終了時間      Ckp SCN    Ckp時間         Sparse
------- ---- - ----------------- ---------- ----------------- ------
8       1    A 19-12-14 03:17:27 1522972    19-12-14 03:17:08 NO #←★増分更新処理でレベル1増分バックアップが適用されたため、レベル0増分バックアップ取得直後に比べてSCNが大きくなっていることに注目
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_system_gz7obtq5_.dbf←★レベル0増分バックアップ
             タグ: INCR_UPDATE

7       3    A 19-12-14 03:17:27 1522972    19-12-14 03:17:08 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_sysaux_gz7oc9x3_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

6       4    A 19-12-14 03:17:27 1522972    19-12-14 03:17:08 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_undotbs1_gz7ock59_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

5       7    A 19-12-14 03:17:27 1522972    19-12-14 03:17:08 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_users_gz7ocrbc_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

RMAN> list backup;

バックアップ・セットのリスト
===================

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
1       Full    10.20M     DISK        00:00:00     19-12-14 03:16:26
        BPキー: 1   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031626
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962186_gz7octfz_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:10:41
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1522871      Ckp時間: 19-12-14 03:16:26

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
2       Incr 1  160.00K    DISK        00:00:06     19-12-14 03:17:14
        BPキー: 2   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: INCR_UPDATE
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7of4s3_.bkp
  バックアップ・セット2のデータファイルのリスト
  File LV Type Ckp SCN    Ckp時間         Abs Fuz SCN Sparse Name
  ---- -- ---- ---------- ----------------- ----------- ------ ----
  1    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/system01.dbf
  3    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/sysaux01.dbf
  4    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/undotbs01.dbf
  7    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/users01.dbf

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
3       Full    10.20M     DISK        00:00:01     19-12-14 03:17:16
        BPキー: 3   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031715
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962235_gz7ofd5m_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:16:30
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1522983      Ckp時間: 19-12-14 03:17:15

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
4       Full    10.20M     DISK        00:00:00     19-12-14 03:17:29
        BPキー: 4   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031729
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962249_gz7ofs39_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:16:30
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1523061      Ckp時間: 19-12-14 03:17:29

引き続き、 増分更新バックアップを構成する2つ目のコマンドの BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 FOR RECOVER OF COPY WITH TAG '' DATABASE; の実行を見てみます。 コマンドの意図どおりレベル1増分バックアップが取得されます。

RMAN> # ◆増分更新バックアップ3回目のレベル1増分バックアップ取得
RMAN> #   増分の基準となるレベル0増分バックアップがあるため、
RMAN> #   コマンドの意図どおりレベル1増分バックアップが取得される。

RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 FOR RECOVER OF COPY WITH TAG 'incr_update' DATABASE;

backupを19-12-14 03:17:36で開始しています
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: 増分レベル1のデータファイル・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにデータファイルを指定しています
入力データファイル ファイル番号=00001 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/system01.dbf
入力データファイル ファイル番号=00003 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/sysaux01.dbf
入力データファイル ファイル番号=00004 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/undotbs01.dbf
入力データファイル ファイル番号=00007 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/users01.dbf
チャネルORA_DISK_1: ピース1 (19-12-14 03:17:36)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1 (19-12-14 03:17:43)が完了しました
ピース・ハンドル=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7og0t0_.bkp タグ=INCR_UPDATE コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:07
backupを19-12-14 03:17:43で終了しました

Control File and SPFILE Autobackupを19-12-14 03:17:43で開始しています
ピース・ハンドル=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962263_gz7og81s_.bkp コメント=NONE
Control File and SPFILE Autobackupを19-12-14 03:17:44で終了しました

RMAN> list copy;
指定がリポジトリ内のどの制御ファイル・コピーとも一致しません
指定がリポジトリ内のどのアーカイブ・ログとも一致しません
データファイル・コピーのリスト
=======================

Key     File S 終了時間      Ckp SCN    Ckp時間         Sparse
------- ---- - ----------------- ---------- ----------------- ------
8       1    A 19-12-14 03:17:27 1522972    19-12-14 03:17:08 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_system_gz7obtq5_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

7       3    A 19-12-14 03:17:27 1522972    19-12-14 03:17:08 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_sysaux_gz7oc9x3_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

6       4    A 19-12-14 03:17:27 1522972    19-12-14 03:17:08 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_undotbs1_gz7ock59_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

5       7    A 19-12-14 03:17:27 1522972    19-12-14 03:17:08 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_users_gz7ocrbc_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

RMAN> list backup;

バックアップ・セットのリスト
===================

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
1       Full    10.20M     DISK        00:00:00     19-12-14 03:16:26
        BPキー: 1   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031626
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962186_gz7octfz_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:10:41
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1522871      Ckp時間: 19-12-14 03:16:26

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
2       Incr 1  160.00K    DISK        00:00:06     19-12-14 03:17:14
        BPキー: 2   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: INCR_UPDATE
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7of4s3_.bkp
  バックアップ・セット2のデータファイルのリスト
  File LV Type Ckp SCN    Ckp時間         Abs Fuz SCN Sparse Name
  ---- -- ---- ---------- ----------------- ----------- ------ ----
  1    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/system01.dbf
  3    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/sysaux01.dbf
  4    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/undotbs01.dbf
  7    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/users01.dbf

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
3       Full    10.20M     DISK        00:00:01     19-12-14 03:17:16
        BPキー: 3   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031715
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962235_gz7ofd5m_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:16:30
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1522983      Ckp時間: 19-12-14 03:17:15

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
4       Full    10.20M     DISK        00:00:00     19-12-14 03:17:29
        BPキー: 4   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031729
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962249_gz7ofs39_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:16:30
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1523061      Ckp時間: 19-12-14 03:17:29

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
5       Incr 1  96.00K     DISK        00:00:06     19-12-14 03:17:42
        BPキー: 5   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: INCR_UPDATE
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7og0t0_.bkp #←★レベル1増分バックアップ
  バックアップ・セット5のデータファイルのリスト
  File LV Type Ckp SCN    Ckp時間         Abs Fuz SCN Sparse Name
  ---- -- ---- ---------- ----------------- ----------- ------ ----
  1    1  Incr 1523109    19-12-14 03:17:36              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/system01.dbf
  3    1  Incr 1523109    19-12-14 03:17:36              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/sysaux01.dbf
  4    1  Incr 1523109    19-12-14 03:17:36              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/undotbs01.dbf
  7    1  Incr 1523109    19-12-14 03:17:36              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/users01.dbf

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
6       Full    10.20M     DISK        00:00:01     19-12-14 03:17:44
        BPキー: 6   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031743
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962263_gz7og81s_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:16:30
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1523119      Ckp時間: 19-12-14 03:17:43

増分更新バックアップ4回目

次に増分更新バックアップ4回目です。

3回目の実行と同様に RECOVER COPY OF DATABASE WITH TAG ''; の実行したとき、すでにレベル0とレベル1のバックアップがあるので、 コマンドの意図通り増分更新処理が実行されます。

RMAN> ALTER SYSTEM CHECKPOINT;

文が処理されました

RMAN> # ◆増分更新バックアップ4回目の処理内容は増分更新バックアップ3回目と同様です。

RMAN> RECOVER COPY OF DATABASE WITH TAG 'incr_update';

recoverを19-12-14 03:17:53で開始しています
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: 増分データファイル・バックアップ・セットのリストアを開始しています
チャネルORA_DISK_1: リカバリするデータファイル・コピーを指定しています
リカバリしているデータファイル・コピーのファイル番号=00001 名前=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_system_gz7obtq5_.dbf
リカバリしているデータファイル・コピーのファイル番号=00003 名前=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_sysaux_gz7oc9x3_.dbf
リカバリしているデータファイル・コピーのファイル番号=00004 名前=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_undotbs1_gz7ock59_.dbf
リカバリしているデータファイル・コピーのファイル番号=00007 名前=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_users_gz7ocrbc_.dbf
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・ピース/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7og0t0_.bkpから読取り中です
チャネルORA_DISK_1: ピース・ハンドル=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7og0t0_.bkp タグ=INCR_UPDATE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・ピース1がリストアされました
チャネルORA_DISK_1: リストアが完了しました。経過時間: 00:00:01
recoverを19-12-14 03:17:55で終了しました

Control File and SPFILE Autobackupを19-12-14 03:17:55で開始しています
ピース・ハンドル=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962275_gz7ogmrn_.bkp コメント=NONE
Control File and SPFILE Autobackupを19-12-14 03:17:56で終了しました

RMAN> list copy;
指定がリポジトリ内のどの制御ファイル・コピーとも一致しません
指定がリポジトリ内のどのアーカイブ・ログとも一致しません
データファイル・コピーのリスト
=======================

Key     File S 終了時間      Ckp SCN    Ckp時間         Sparse
------- ---- - ----------------- ---------- ----------------- ------
12      1    A 19-12-14 03:17:54 1523109    19-12-14 03:17:36 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_system_gz7obtq5_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

11      3    A 19-12-14 03:17:54 1523109    19-12-14 03:17:36 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_sysaux_gz7oc9x3_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

10      4    A 19-12-14 03:17:54 1523109    19-12-14 03:17:36 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_undotbs1_gz7ock59_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

9       7    A 19-12-14 03:17:54 1523109    19-12-14 03:17:36 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_users_gz7ocrbc_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

RMAN> list backup;

バックアップ・セットのリスト
===================

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
1       Full    10.20M     DISK        00:00:00     19-12-14 03:16:26
        BPキー: 1   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031626
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962186_gz7octfz_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:10:41
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1522871      Ckp時間: 19-12-14 03:16:26

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
2       Incr 1  160.00K    DISK        00:00:06     19-12-14 03:17:14
        BPキー: 2   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: INCR_UPDATE
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7of4s3_.bkp
  バックアップ・セット2のデータファイルのリスト
  File LV Type Ckp SCN    Ckp時間         Abs Fuz SCN Sparse Name
  ---- -- ---- ---------- ----------------- ----------- ------ ----
  1    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/system01.dbf
  3    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/sysaux01.dbf
  4    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/undotbs01.dbf
  7    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/users01.dbf

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
3       Full    10.20M     DISK        00:00:01     19-12-14 03:17:16
        BPキー: 3   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031715
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962235_gz7ofd5m_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:16:30
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1522983      Ckp時間: 19-12-14 03:17:15

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
4       Full    10.20M     DISK        00:00:00     19-12-14 03:17:29
        BPキー: 4   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031729
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962249_gz7ofs39_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:16:30
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1523061      Ckp時間: 19-12-14 03:17:29

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
5       Incr 1  96.00K     DISK        00:00:06     19-12-14 03:17:42
        BPキー: 5   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: INCR_UPDATE
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7og0t0_.bkp
  バックアップ・セット5のデータファイルのリスト
  File LV Type Ckp SCN    Ckp時間         Abs Fuz SCN Sparse Name
  ---- -- ---- ---------- ----------------- ----------- ------ ----
  1    1  Incr 1523109    19-12-14 03:17:36              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/system01.dbf
  3    1  Incr 1523109    19-12-14 03:17:36              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/sysaux01.dbf
  4    1  Incr 1523109    19-12-14 03:17:36              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/undotbs01.dbf
  7    1  Incr 1523109    19-12-14 03:17:36              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/users01.dbf

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
6       Full    10.20M     DISK        00:00:01     19-12-14 03:17:44
        BPキー: 6   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031743
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962263_gz7og81s_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:16:30
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1523119      Ckp時間: 19-12-14 03:17:43

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
7       Full    10.20M     DISK        00:00:00     19-12-14 03:17:55
        BPキー: 7   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031755
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962275_gz7ogmrn_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:16:30
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1523197      Ckp時間: 19-12-14 03:17:55

引き続き、 増分更新バックアップを構成する2つ目のコマンドの BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 FOR RECOVER OF COPY WITH TAG '' DATABASE; の実行を見てみます。 コマンドの意図どおりレベル1増分バックアップが取得されます。

RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 FOR RECOVER OF COPY WITH TAG 'incr_update' DATABASE;

backupを19-12-14 03:18:01で開始しています
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: 増分レベル1のデータファイル・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにデータファイルを指定しています
入力データファイル ファイル番号=00001 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/system01.dbf
入力データファイル ファイル番号=00003 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/sysaux01.dbf
入力データファイル ファイル番号=00004 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/undotbs01.dbf
入力データファイル ファイル番号=00007 名前=/u02/app/oracle/oradata/I30N/users01.dbf
チャネルORA_DISK_1: ピース1 (19-12-14 03:18:02)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1 (19-12-14 03:18:09)が完了しました
ピース・ハンドル=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7ogt3s_.bkp タグ=INCR_UPDATE コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:07
backupを19-12-14 03:18:09で終了しました

Control File and SPFILE Autobackupを19-12-14 03:18:09で開始しています
ピース・ハンドル=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962289_gz7oh1d0_.bkp コメント=NONE
Control File and SPFILE Autobackupを19-12-14 03:18:10で終了しました

RMAN> list copy;
指定がリポジトリ内のどの制御ファイル・コピーとも一致しません
指定がリポジトリ内のどのアーカイブ・ログとも一致しません
データファイル・コピーのリスト
=======================

Key     File S 終了時間      Ckp SCN    Ckp時間         Sparse
------- ---- - ----------------- ---------- ----------------- ------
12      1    A 19-12-14 03:17:54 1523109    19-12-14 03:17:36 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_system_gz7obtq5_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

11      3    A 19-12-14 03:17:54 1523109    19-12-14 03:17:36 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_sysaux_gz7oc9x3_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

10      4    A 19-12-14 03:17:54 1523109    19-12-14 03:17:36 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_undotbs1_gz7ock59_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

9       7    A 19-12-14 03:17:54 1523109    19-12-14 03:17:36 NO
        名前: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_users_gz7ocrbc_.dbf
             タグ: INCR_UPDATE

RMAN> list backup;

バックアップ・セットのリスト
===================

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
1       Full    10.20M     DISK        00:00:00     19-12-14 03:16:26
        BPキー: 1   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031626
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962186_gz7octfz_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:10:41
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1522871      Ckp時間: 19-12-14 03:16:26

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
2       Incr 1  160.00K    DISK        00:00:06     19-12-14 03:17:14
        BPキー: 2   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: INCR_UPDATE
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7of4s3_.bkp
  バックアップ・セット2のデータファイルのリスト
  File LV Type Ckp SCN    Ckp時間         Abs Fuz SCN Sparse Name
  ---- -- ---- ---------- ----------------- ----------- ------ ----
  1    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/system01.dbf
  3    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/sysaux01.dbf
  4    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/undotbs01.dbf
  7    1  Incr 1522972    19-12-14 03:17:08              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/users01.dbf

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
3       Full    10.20M     DISK        00:00:01     19-12-14 03:17:16
        BPキー: 3   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031715
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962235_gz7ofd5m_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:16:30
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1522983      Ckp時間: 19-12-14 03:17:15

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
4       Full    10.20M     DISK        00:00:00     19-12-14 03:17:29
        BPキー: 4   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031729
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962249_gz7ofs39_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:16:30
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1523061      Ckp時間: 19-12-14 03:17:29

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
5       Incr 1  96.00K     DISK        00:00:06     19-12-14 03:17:42
        BPキー: 5   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: INCR_UPDATE
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7og0t0_.bkp
  バックアップ・セット5のデータファイルのリスト
  File LV Type Ckp SCN    Ckp時間         Abs Fuz SCN Sparse Name
  ---- -- ---- ---------- ----------------- ----------- ------ ----
  1    1  Incr 1523109    19-12-14 03:17:36              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/system01.dbf
  3    1  Incr 1523109    19-12-14 03:17:36              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/sysaux01.dbf
  4    1  Incr 1523109    19-12-14 03:17:36              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/undotbs01.dbf
  7    1  Incr 1523109    19-12-14 03:17:36              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/users01.dbf

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
6       Full    10.20M     DISK        00:00:01     19-12-14 03:17:44
        BPキー: 6   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031743
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962263_gz7og81s_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:16:30
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1523119      Ckp時間: 19-12-14 03:17:43

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
7       Full    10.20M     DISK        00:00:00     19-12-14 03:17:55
        BPキー: 7   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031755
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962275_gz7ogmrn_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:16:30
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1523197      Ckp時間: 19-12-14 03:17:55

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
8       Incr 1  96.00K     DISK        00:00:05     19-12-14 03:18:07
        BPキー: 8   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: INCR_UPDATE
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7ogt3s_.bkp
  バックアップ・セット8のデータファイルのリスト
  File LV Type Ckp SCN    Ckp時間         Abs Fuz SCN Sparse Name
  ---- -- ---- ---------- ----------------- ----------- ------ ----
  1    1  Incr 1523242    19-12-14 03:18:02              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/system01.dbf
  3    1  Incr 1523242    19-12-14 03:18:02              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/sysaux01.dbf
  4    1  Incr 1523242    19-12-14 03:18:02              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/undotbs01.dbf
  7    1  Incr 1523242    19-12-14 03:18:02              NO    /u02/app/oracle/oradata/I30N/users01.dbf

BS Key  Type LV Size       Device Type Elapsed Time 終了時間
------- ---- -- ---------- ----------- ------------ -----------------
9       Full    10.20M     DISK        00:00:00     19-12-14 03:18:09
        BPキー: 9   ステータス: AVAILABLE  圧縮: NO  タグ: TAG20191214T031809
        ピース名: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/autobackup/2019_12_14/o1_mf_s_1026962289_gz7oh1d0_.bkp
  SPFILEも含まれます: 修正時間: 19-12-14 03:16:30
  SPFILE db_unique_name: I30N
  含まれている制御ファイル: Ckp SCN: 1523252      Ckp時間: 19-12-14 03:18:09

復旧

ここで、データベースに障害が発生したと想定して、復旧作業を行います。 まずはデータベースをMOUNT状態にします。

RMAN> shutdown immediate

データベースがクローズしました
データベースがディスマウントされました。
Oracleインスタンスがシャットダウンしました

RMAN> startup mount

ターゲット・データベースに接続しました(起動していません)。
Oracleインスタンスが起動しました
データベースがマウントされました。

システム・グローバル領域の合計は、    729807832バイトです。

Fixed Size                     8661976バイト
Variable Size                595591168バイト
Database Buffers             121634816バイト
Redo Buffers                   3919872バイト

具体的なデータベースの復旧作業に入ります。通常の復旧であれば、リストア "RESTORE" → リカバリ "RECOVER"となりますが、 ここでは「リストアしない超高速リストア」をするので、RESTOREコマンドではなく、SWITCHコマンドを実行します。

すると、データファイルのファイルパスが最新のイメージコピー形式のバックアップに切り替えられます。

RMAN> SWITCH DATABASE TO COPY;

データファイル1はデータファイル・コピー"/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_system_gz7obtq5_.dbf"に切り替えられました
データファイル3はデータファイル・コピー"/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_sysaux_gz7oc9x3_.dbf"に切り替えられました
データファイル4はデータファイル・コピー"/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_undotbs1_gz7ock59_.dbf"に切り替えられました
データファイル7はデータファイル・コピー"/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_users_gz7ocrbc_.dbf"に 切り替えられました

SWITCHコマンドにより、リストア相当の処理が実行された形になるため、引き続きリカバリ処理を実行します。

RMAN> RECOVER DATABASE;

recoverを19-12-14 03:22:06で開始しています
チャネル: ORA_DISK_1が割り当てられました
チャネルORA_DISK_1: SID=37 デバイス・タイプ=DISK
チャネルORA_DISK_1: 増分データファイル・バックアップ・セットのリストアを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットからリストアするデータファイルを指定しています
データファイル00001のリストア先: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_system_gz7obtq5_.dbf
データファイル00003のリストア先: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_sysaux_gz7oc9x3_.dbf
データファイル00004のリストア先: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_undotbs1_gz7ock59_.dbf
データファイル00007のリストア先: /u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_users_gz7ocrbc_.dbf
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・ピース/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7ogt3s_.bkpから読取り中です
チャネルORA_DISK_1: ピース・ハンドル=/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/backupset/2019_12_14/o1_mf_nnnd1_INCR_UPDATE_gz7ogt3s_.bkp タグ=INCR_UPDATE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・ピース1がリストアされました
チャネルORA_DISK_1: リストアが完了しました。経過時間: 00:00:01

メディア・リカバリを開始しています
メディア・リカバリが完了しました。経過時間: 00:00:01

recoverを19-12-14 03:22:08で終了しました

RMAN> ALTER DATABASE OPEN;

文が処理されました

RMAN> # 復旧後のデータファイルのパスが、以前のイメージコピーバックアップになっていることを確認
RMAN> SELECT FILE_NAME FROM DBA_DATA_FILES;

FILE_NAME
--------------------------------------------------------------------------------

/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_users_gz7ocrbc_.dbf

/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_undotbs1_gz7ock59_.dbf

/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_system_gz7obtq5_.dbf

/u02/app/oracle/fast_recovery_area/I30N/I30N/datafile/o1_mf_sysaux_gz7oc9x3_.dbf

RMAN>

正常にデータベースがOPENできました。めでたし、めでたし。 また、データファイルのパスが変わっていることが分かります。

まとめ

SWITCHコマンドを使用した、「リストアしない超高速リストア」の方法をご紹介しました。

バックアップファイルを十分性能がよいストレージに出力する必要がありますが、 復旧に要する時間を大幅に短縮できます。

データベースのサイズが非常に大きい場合、通常のリストアに非常に時間がかかる場合があると思いますので、 その場合は是非この方法をご活用いただければと思います。

いやーRMANって本当に素晴らしいですね。 😛

プロフィール

On7tWW6m1Ul4

渡部 亮太

・Oracle ACE
・AWS Certified Solutions Architect - Associate
・ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 11g, 12c 他多数

カテゴリー

アーカイブ