19.8 RU 機能限定版Oracleインメモリ機能が有償オプションなしで使用可能に
渡部です。Oracle Database 19.8 RUから、有償オプションなしで、機能限定版のインメモリ機能(Database In-Memory Base Level)が使用可能になりました。
簡単にメモとしてまとめておきます。
Oracle Database In-MemoryとDatabase In-Memory Base Level
- Oracle Database In-Memoryは、12.1.0.2で導入された新機能で、Enteprise Edition限定の有償オプション扱いでした。
- Oracle Database 19.8 RUから、有償オプションなしで、機能限定版のインメモリ機能(Database In-Memory Base Level)が使用可能になりました。
Database In-Memory Base Levelの制限
- Standard Edition 2では使用不可
- INMEMORY_SIZEは最大16GB(インスタンス単位)
- 圧縮レベルはQUERY LOWのみ
- CellMemory機能(オンプレミスExadata限定の機能)は使用不可
- いわゆる「承認されたクラウド環境」では使用不可
補足および気になる点
- 渡部はOracle Database In-Memoryに詳しくないため、誤りがあれば適宜補足いただけると助かります。
- 正直、あまり使っているお客さん知らないんだよなぁ・・・
- 20cで導入された機能の「バックポート」という位置づけの模様
- マニュアルに"experiment"という記載が残っている。本来は、Oracle Database In-Memory購入前の「お試し機能」という位置づけ?
参考資料