技術ブログ
目次
Oracle ACE Proの渡部です。 Zabbixを用いたOracleデータベースの監視方法について説明します。 弊社では、多くのお客様にZabbixを用いたOracleデータベース監視を導入しています。
以下の理由から、どの方式を用いてOracleが監視可能なのかがわかりにくいと感じています。
以下に、Oracleの監視をするために使用できる主なZabbix監視方式をまとめます。
関連記事:Oracle Databaseを無償で使う方法いろいろ
上記以外にOrabbixがありますが、ここ数年メンテナンスされていないようなので、考慮外とします。
Orabbixについて少し調べてみた
UserParameter (ユーザーパラメータ)は、エージェントに監視用のコマンドを登録することで、監視処理を拡張する仕組みです。 登録した監視用のコマンドとして、Oracle監視処理を実装したカスタムスクリプトを使用すると、ZabbixでOracleデータベースの監視ができるようになります。
関連記事:環境構築が不要なORACLE MASTERのSQL学習方法(Oracle Live SQL)
外部チェック(External checks)は、Zabbixサーバ上で実行される監視用のコマンドを登録することで、監視処理を拡張する仕組みです。 登録した監視用のコマンドとして、Oracle監視処理を実装したカスタムスクリプトを使用すると、ZabbixでOracleデータベースの監視ができるようになります。
外部(大抵の場合、監視対象のサーバ)上のコマンドから、Zabbixサーバに監視データを送りつけることで、監視処理を拡張する仕組みです。 コマンドとして、Oracle監視処理を実装したカスタムスクリプトを使用すると、ZabbixでOracleデータベースの監視ができるようになります。
ZabbixサーバからODBC経由でOracleにリモート接続し、監視データを収集します。データベースモニター方式とも呼ばれます。 主要な監視項目が構成済みであるため、この範囲ではOracle監視処理を実装する必要はありません。
Zabbix Agent 2のOralce監視用GO拡張を用いて、監視データを収集します。 主要な監視項目が構成済みであるため、この範囲ではOracle監視処理を実装する必要はありません。
Oracle by Zabbix agent 2の導入手順については、以下でまとめています。
Oracle by Zabbix agent 2 (oracle_agent2)の概要と導入方法
コーソルは、多くのお客様にZabbixを用いたOracleデータベース監視を導入しています。コーソルで対応させていただいたOracle監視案件では要件に応じて以下の方式を使用しています。
oracle_odbcおよびoracle_agent2の使用実績は基本的にありません(oracle_agent2の一部機能のみ限定使用はあります)。この理由は、Zabbixのバージョンが合わない、お客様要望および要件を満たすことが難しいためなどです。
私見になりますが、oracle_odbcおよびoracle_agent2は機能面で「痒い所に手が届かない…」気がします。
コーソルでは、データベース運用を製品とサービスでご支援します。
Database Performance Analyzer (DPA)は、オンプレミスとクラウド上の多くのデータベース製品に対応したデータベース性能管理製品です。低価格であるため、非常に導入しやすいです。
Zabbixの苦手なデータベース性能監視を補うことができます。
Database Performance Analyzer (DPA)
リモートDBAサービスはDB・運用の専門家がお客様のデータベースに対して 必要な時に必要な対応を行うリモート接続型運用保守サービスです。
データベース運用・保守なら常駐しないリモートDBA
時間制コンサルティングサービスは”必要な時に” ”必要な時間だけ”契約できる 時間契約型のコンサルティングサービスです。
データベース コンサルティングなら時間制コンサルティング