株式会社コーソル

CASE STUDIES

コーソルの事例紹介

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株式会社SANKYO 情報システム本部様

CData Syncで内部統制を担保しながら、Oracle基幹データの利活用を推進

株式会社SANKYO 情報システム本部様

パチンコ・パチスロ機の開発・製造・販売で国内トップクラスの実績を持つ株式会社SANKYO様。製品企画から販売、アフターサービスに至るまで幅広い業務を支える基幹システムを保有し、データドリブンな意思決定の高度化に取り組んでいます。同社 情報システム本部では、全社横断のIT基盤整備とデータ活用基盤の企画・運用を担い、事業部門のニーズを踏まえたスピーディかつ安全なデータ提供をミッションとしています。

導入前の課題

  • 基幹システム(Oracle)に業務データが集約されている一方、内部統制上アクセスできるアプリが限定されており、経営・企画・営業部門へリアルタイムなデータ提供が難しかった
  • データの鮮度・整合性を保ちながら統制要件も満たせる、柔軟なデータ活用基盤が不足していた
  • データ活用基盤の導入にあたってクラウド上のSQLServerへのデータ集約を想定しており、異種データベース間で、安全かつ効率的にデータ連携する仕組みを必要としていた

改善したポイント

  • CData Syncにより、Oracleからクラウド上のSQL Serverへ、必要なテーブル・カラムのみを安全に連携しつつ、内部統制とデータ活用を両立
  • CDCによる差分同期でデータ鮮度が向上し、業務部門が必要なデータをタイムリーに活用可能に
  • GUIベースの設定でコーディング不要となり、運用負荷・開発工数・属人化を抑えながら、分析基盤の活用と意思決定のスピードが向上

製品導入前に抱えていた課題

SANKYO様では、Oracle Database 19c 上で稼働する基幹システムに業務データが集約されている一方、内部統制の観点から当該システムへアクセスできるのは限定されたアプリケーションに限られていました。結果として、経営・企画・営業部門などからの分析要件やデータ活用のリクエストに対して、リアルタイムなデータ提供が難しい状況が続いていました。データの鮮度・整合性を保ちながら、統制要件を満たし、より柔軟なデータ活用を実現するデータ活用基盤が求められていました。

導入を決めた理由

複数のETL/ELTツールを比較検討した結果、SANKYO様が選定したのは CData Syncでした。決め手となったポイントは以下の通りです。

  • 内部統制に配慮した構成が取りやすいこと
    Oracle 側のアクセスを最小限にしつつ、必要なテーブル・カラムのデータのみをデータ活用基盤に連携することで、基幹システムに対するアクセス要件を緩和することなくデータ活用を実現できました。
  • 異種間データベースのデータ連携の実現
    データ活用基盤側ではクラウド上に構築したMicrosoft SQL Serverへデータを集約する構成を想定していました。CData Syncでは、OracleからSQL Serverの異なるデータベースに対しても、スムーズなデータ連携をサポートしています。
  • GUIベースの管理画面による操作性の高さ
    CData SyncではGUIで管理・操作が可能であり、新しい製品を導入するにあたって運用の習熟度が求められない点もメリットの一つでした。

製品を導入する際に苦労したポイント

CData Syncの特徴として、製品アップデートのリリース間隔が早い傾向があります。SANKYO様では、本番導入の際に、トライアル時から製品がアップデートされていた為、トライアル時に確認していた手順で導入を進めたところ、エラーが発生しデータ連携ができない状況となりました。

コーソルから最新バージョンにおける簡易導入手順書をご提供し、オンライン会議でもトラブルシュートをご支援したことで、エラーは解消し、無事に導入作業を完了することができました。

導入の効果・改善点

CData Syncの導入により、SANKYO様は基幹システムのOracleから Microsoft SQL Serverへの安全かつ効率的なデータ連携を実現しました。主な効果は次の通りです。

  • 統制と利便性の両立
    限定アクセスという内部統制要件を満たしながら、業務部門が必要とするデータを適時・適量で提供可能に。
  • データ鮮度の向上
    CDCによる差分同期により、定期的なダンプ出力等で実装するより短いサイクルで最新データを反映。
  • 運用負荷と開発工数の削減
    GUIによるコーディング不要の同期設定を実現。運用も簡素化され、担当者の属人化を解消。
  • 分析基盤の活用促進
    データ活用基盤の構築により、データの可視化・集計・レポーティングが加速し、経営判断や営業施策のPDCAサイクルが短縮。

コーソルの支援について

コーソルはライセンス販売に加え、導入バージョンに対応した簡易導入手順書の提示、導入期間および導入後の製品サポートにより、SANKYO様のデータ活用基盤の構築を後押ししました。今後もOracle Databaseに関する専門性を活かしたサポートやトラブルシュートを通じて、SANKYO様のデータ活用を引き続きご支援してまいります。

SANKYO様コメント

「CData Syncの導入により内部統制に配慮しつつ、業務部門が求めるデータ提供のスピードと品質を両立できました。導入決定のタイミングや本番導入作業のエラー発生時などの局面において、コーソル様の支援が本プロジェクトを前に進める助けとなりました。今後もデータ活用の拡大に向けて、CData Sync の機能と運用ノウハウを活かしていきたいと考えています。」

お客様プロフィール

  • 株式会社SANKYO 情報システム部 部長 久保田 様
    株式会社SANKYO

    情報システム部 部長

    久保田 様

  • 株式会社SANKYO 情報システム部 課長 大場 様
    株式会社SANKYO

    情報システム部 課長

    大場 様

導入製品・サービス

導入製品 CData Sync
システム構成 Oracle Database 19c → Microsoft SQL Server 2016
提供サービス ライセンス販売、CData Sync運用支援サービス(コーソルからCData Syncをご購入のお客様に無償でご提供)

本プロジェクト担当エンジニアより

企画&マーケティング部 技術統括 渡部 亮太
企画&マーケティング部 技術統括 渡部 亮太

CData Syncは、異なる製品/サービス間のデータ連携領域をターゲットにしている製品であり、対応製品/サービスの多さ、使いやすいGUIという特徴があります。SANKYO様におかれましては、OracleからSQL Serverへの準リアルタイムデータ連携、GUIベースの管理画面の使いやすさという点を評価いただき、CData Syncをご採用いただきました。

弊社は、いくつかのデータベース論理レプリケーション製品を取り扱っており、それぞれ得意分野/不得意分野があります。お客様のご要件を第一にしたご提案ができますので、ご興味をお持ちの方は是非弊社にお声がけくださいませ。