- TOP
- 技術情報
- Oracle DB Tips
- ORA-01653: 表???.???を拡張できません(???分、表領域???)。
KNOWLEDGE
コーソルの技術情報
KNOWLEDGE検索
コーソルでは経験豊かなエンジニアが、Oracle Databaseに関するお役立ち情報を発信しています。
データベースのチューニングや設定にお役立ていただけます。
KNOWLEDGE
コーソルの技術情報
KNOWLEDGE検索
コーソルでは経験豊かなエンジニアが、Oracle Databaseに関するお役立ち情報を発信しています。
データベースのチューニングや設定にお役立ていただけます。
Oracle DB Tips
テーブルへのデータ追加・更新により、データを格納している表セグメントの空き領域が不足した場合、表セグメントは拡張されます。表セグメントを格納している表領域に、拡張分に対応した空きがない場合、ORA-01653エラーが発生します。
SQL> INSERT INTO TEST VALUES (60000,60000,60000); INSERT INTO TEST VALUES (60000,60000,60000) * 行1でエラーが発生しました。: ORA-01653: 表SCOTT.TESTを拡張できません(8分、表領域USERS)。
エラーの数値、引数の意味は以下のとおりです。
SCOTT スキーマ名 TEST データを登録・更新しようとしたテーブル名 8 データブロック数 USERS テーブルが格納されている表領域
ORA-01653の発生要因は、表セグメントを格納している表領域に、拡張分に対応した空きがないことです。
このため、以下のいずれかの対処を行って、表領域のサイズを手動で拡張するか、または、自動での拡張を可能にします。
以下のコマンドを実行して、データファイルを追加して表領域のサイズを拡張します。
ALTER TABLESPACE <表領域名> ADD DATAFILE '<データファイルのパス>' SIZE <サイズ>;
以下のコマンドを実行して、データファイルのサイズを拡張して、表領域のサイズを拡張します。
ALTER DATABASE DATAFILE '<データファイルのパス>' resize <サイズ>;
以下のコマンドを実行して、データファイルの自動拡張設定を有効化して、表領域の空き領域が不足した場合に、自動的にデータファイルが拡張できるようにします。
ALTER DATABASE DATAFILE '<データファイルのパス>' AUTOEXTEND ON;
ディスク領域が不足している場合、データファイルの追加・サイズ拡張という対処法がとれません。何らかの方法で空き領域を増やす必要があります。テーブルの不要データをTRUNCATEすることで、空き領域を増やすことが可能です。ただし、TRUNCATE処理はROLL BACKできませんので、作業前に十分な確認が必要になります。または、オンライン・セグメント縮小(Shrink Space)機能を使って、フラグメンテーションを解消し使用領域を縮小させることもできます。
ORA-01653 ORA-01653 unable to extend table テーブル エクステント セグメント 自動拡張
この記事の監修者
舛井 智行 (ますい ともゆき)
営業本部 企画&マーケティング部 次長
《資格》
Oracle Master Gold、Oracle RAC Expert、Linux Expert、LPIC Level1、Dbvisit Standby Certified Associate、基本情報技術者
《略歴》
2004年コーソル入社。2019年まで一貫してOracle Databaseの設計・構築・運用のサービス提供に従事。リモートDBAやリモート監視のサービス化、働き方改革プロジェクトで人事制度改革を手掛ける。2019年からライセンス販売強化のため企画&マーケティング部に異動。DbvisitやToad、DPAの取扱開始、販売促進活動を推し進め、ライセンス販売事業の売上拡大に注力中。
《主な著書》
オラクルマスター教科書 Gold DBA Oracle Database AdministrationⅡ
オラクルマスター教科書 Silver DBA Oracle Database Administration I
オラクルマスター教科書 Silver SQL Oracle Database SQL
Oracleの基本 ~データベース入門から設計/運用の初歩まで
プロとしてのOracle入門
Oracle Database 10g Oracle Enterprise Manager 逆引きクイックリファレンス
《担当者様からの一言》
コーソルはOracle Databaseの技術力において日本有数の知見を有すると自負しています。Oracle Masterの最高峰資格である『Oracle Master Platinum』の取得者数も日本No.1です。Oracle Databaseのことはもちろん、それ以外のDBについてもリモートDBAサービスを始めとした様々なサービス、製品を駆使してお客様のお困りごとを解消いたします。お困りごとがあればコーソルまでご相談ください。
峯岸 隆一 (みねぎし りゅういち)
インフラソリューション部 市ヶ谷クラウドサービスチーム シニアエキスパート
《資格》
Oracle Master Gold、ORACLE MASTER Platinum、Oracle RAC Expert、
Oracle Database Cloud Service Oracle Infrastructure as a Service Cloud 2017 Implementation Essentials、
Oracle Cloud Infrastructure 2018 Architect Associate、
Oracle Cloud Infrastructure 2019 Architect Professional、
AWS Certified Solutions Architect – Associate、OSS-DB Silver、
MySQL 5.6 Database Administrator、基本情報技術者、テクニカルエンジニア(データベース)
《略歴》
2006年コーソル入社。2021年までOracle Databaseを中心にMySQLやGoldenGateなど、多岐にわたる製品のサポート業務に従事。2021年から企画&マーケティング部に異動し、Nutanix NDBサービス化、Qlik Replicateサービス化、AWS、OCIなど様々な製品のサービス化、クラウド環境上の製品検証、ブログ執筆を手掛ける。2023年からOCI技術に磨きをかけるべくOCI基盤の設計・構築業務を遂行中 。
《主な著書》
オラクルマスター教科書 Gold DBA Oracle Database AdministrationⅡ
オラクルマスター教科書 Silver DBA Oracle Database Administration I
オラクルマスター教科書 Silver SQL Oracle Database SQL Oracleの基本 ~データベース入門から設計/運用の初歩まで
《担当者様からの一言》
コーソルはOracle Database製品および周辺製品において特化した技術力を有している会社です。また、育成にも力を入れており、新卒などOracle Databaseの知識がないエンジニアでも数年でOracle Master Platinumを取得するほどのエンジニアに育て上げることに成功しています。クラウド分野(AWS、Oracle Cloud)にも積極的に進出しておりますので、Oracle Databaseに関するサービスをご要望であればプラットフォーム問わず対応できるコーソルにご連絡下さい。