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Oracle GoldenGateのライセンス費用試算とSE2環境におけるコスト削減策

Oracle GoldenGateのライセンス費用試算とSE2環境におけるコスト削減策

渡部です。Oracle SE2 → SE2のロジカルレプリケーションを念頭に、Oracle GoldenGateのライセンスコストを試算します。コスト削減策の1つとしてSharePlex for Oracleを簡単にご紹介します。

Oracle GoldenGate(OGG)とは

Oracle GoldenGateとは、オラクル社純正のロジカルレプリケーション(論理レプリケーション)製品です。

豊富な機能、高い性能、高いカスタマイズ性などの観点で、非常に優れたロジカルレプリケーション製品ですが、いかんせんライセンスコストが高いです。

このライセンスコストの高さは、Oracle Database Standard Edition 2を使用している環境でロジカルレプリケーションを実現しようとしたときに、ネックになりがちです。 Oracle SE2環境でGoldenGateを導入すると、データベース本体よりもレプリケーション製品の方が大幅にライセンス費用が高いことになるためです。如何にGolden Gateが優れた製品だとはいえ、感情的に抵抗を感じるのもちょっとしょうがないですよね。

参考: ロジカルレプリケーションとは

ロジカルレプリケーションの動作の仕組みから見るOracleレプリケーション3製品のイチオシポイント

SE2環境を前提にOracle GoldenGateのライセンスコストを試算する

では、実際に、Oracle Database Standard Edition 2環境における Oracle GoldenGate の初年度ライセンスコストを試算してみましょう。

試算の前提

  • Oracle Database → Oracle Database のロジカルレプリケーション
  • オンプレミス環境
  • ソース、ターゲットのCPUスペック: Intel系 1CPU, 16コア (Oracle Database Standard Edition 2環境を想定)
    • コア係数: 0.5
    • ソース、ターゲットの総コア数: 32コア
  • Oracle GoldenGate ライセンス費用の基礎数値

Oracle GoldenGateのライセンスコストを計算する

計算式は以下の様になります。

ライセンス費用: 210万円(Processor License) 
                 × 32コア (ソース、ターゲットの総コア数) 
                 × 0.5 (Intel系CPUのコア係数) = 3,360万円
サポート費用  : 46.2万円(年間サポート費用) 
                 × 32コア (ソース、ターゲットの総コア数) 
                 × 0.5 (Intel系CPUのコア係数) =   739.2万円

初年度費用    :  3,360万円 +  739.2万円 = 4,099.2万円
                                           ~~~~~~~~~~~

定価ベースの計算ではありますが、4000万円を越えてきます・・・ なかなか「お高い」ですよね・・・

Oracle Database SE2のライセンスコストを計算する

参考のため、データベース本体のライセンス費用、すなわち、Oracle Database Standard Edition 2 の初年度ライセンスコストを試算してみましょう。

計算式は以下の様になります。

ライセンス費用: 210万円(Processor License) × 2 CPU (CPU数) =   420万円
サポート費用  : 46.2万円(年間サポート費用) × 2 CPU (CPU数) =   92.4万円

初年度費用    :  420万円 +  92.4万円 = 512.4万円
                                        ~~~~~~~~~

Oracle GoldenGateのライセンスコストと比較すると、大幅に安いです。具体的には、Oracle GoldenGateのライセンスコストのちょうど8分の1です!

言い換えると、Oracle GoldenGateのライセンスコストは、Oracle Database SE2の8倍です!

Oracle GoldenGateとOracle Database SE2のライセンスコスト

データベースの周辺製品であるところのロジカルレプリケーション製品のライセンスコストが、データベース本体のライセンスコストの8倍というのは、感情的に受け入れがたいのではないでしょうか・・・

ライセンスコスト8倍の理由 → コア課金!

なぜ、Oracle GoldenGateのライセンスコストは、Oracle Database SE2の8倍になってしまうのでしょうか。

実は、ライセンス費用算出の基礎となる「単位当たり価格」は、Oracle GoldenGateとOracle Database SE2で同じです。

Oracle GoldenGateとOracle Database SE2の単位あたりライセンス価格

しかし、Processor Licenseにおける単位であるところの"Processor"のカウント方法が、Oracle GoldenGateとOracle Database SE2で異なるため、ライセンス費用総額では8倍の差になって現れてきます。

  • Oracle GoldenGateのカウント方法 : コア単位
  • Oracle Database SE2のカウント方法: CPU単位 (正確にはソケット単位)

端的に言うと、Oracle GoldenGateの"Processor"カウント方法が「コア単位」であるため、Oracle GoldenGateのライセンスコストが高くなってしまうのです。

参考) https://www.oracle.com/jp/corporate/pricing/word/#denomination

Processorライセンス
必要となるライセンスの数は、プロセッサのコアの総数に、Oracle Processor Core Factor Tableに記載されているプロセッサのコアの係数(以下「コア係数」)を乗じて 決定されます。

オプションを追加すると8倍以上に

なお、上記ライセンス計算には、Oracle GoldenGateのオプション製品を含めていません。 以下のオプション製品を使いたい場合は、ライセンスコストが大幅にアップします。

  • Oracle GoldenGate Veridata: ソースとターゲットのデータ比較
  • Oracle Management Pack for Oracle GoldenGate: WebベースのGUI管理など

Oracle SE2環境でのSharePlex for Oracleのライセンス計算

Oracle GoldenGateの代わりに、弊社で取り扱っているSharePlex for Oracleを使用すると、ライセンスコストを大幅に削減できます。

いくつか理由がありますが、一番大きな理由は、SharePlex for Oracleには、Oracle SE2環境向けのライセンス体系が存在し、この体系の元ではライセンス計算基準がCPU単位になるということです。

これ以外にもいくつかコスト削減要因があります。

  • そもそも、ライセンス費用算出の基礎数値が安い
  • SharePlex for Oracleライセンスには初年度保守が含まれる
  • SharePlex for Oracleにはオプション的な機能が標準で含まれる(Oracle GoldenGate Veridata+αのデータ比較+修正機能、Oracle Management Pack for Oracle GoldenGate相当の管理GUI機能)

これらの要因により、CPU構成に依存しますが、最大で、ロジカルレプリケーション製品のライセンスコストをOracle GoldenGateの約15分の1に削減することが可能になります。

Oracle GoldenGateとSharePlex for Oracleのライセンスコスト比較

上記のライセンスコスト試算は定価ベースです。また、Oracle EE環境でも、依然としてSharePlex for Oracleはコスト削減に有効ですが、ライセンスコストの計算方法が変わってくるため、ご注意ください。

なお、ライセンス費用のルールや数値は随時変更されますので、SharePlex for Oracleのライセンスコスト削減効果にご興味を持たれた場合は、是非弊社に見積を依頼ください。

なぜコーソルからSharePlex for Oracleを購入するべきなのか?

SharePlex for Oracleなどのロジカルレプリケーション製品は強力である反面、安心して使うためには製品固有のノウハウが必要です。コーソルからSharePlex for Oracleを購入いただくと、様々な形でSharePlex for Oracleのご利用をご支援できます。

以下に、コーソルからSharePlex for Oracleを購入すべき理由をまとめます。

  • SharePlex for Oracleのライセンス販売に加えて、導入、設計、製品サポートをワンストップで提供可能なため
  • ロジカルレプリケーション製品の安定運用のためには、高度なノウハウが必要であり、コーソルはそれを提供できるため
  • SIer様経由のSharePlex for Oracle導入を後方で支援可能なため(コンサルティング、トレーニング、製品サポート)
  • Oracle GoldenGateの経験も豊富で、Oracle GoldenGateの機能を踏まえたSharePlex for Oracleの設計が可能なため
  • 最高難度の実技資格 ORACLE MASTER Platinum 累計取得者数 No.1に裏付けられた高いオラクル技術力を持つため

コーソルのSharePlex/Oracle関連サービス コーソルのSharePlex for Oracle販売/導入/サポート体制

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プロフィール

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渡部 亮太

・Oracle ACE
・AWS Certified Solutions Architect - Associate
・ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 11g, 12c 他多数

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守田 典男

・新しもの好きな Oracle Fighter。
・保有資格 : ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 11g, 12c 他多数

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