Oracle SEのハイブリッドDRにもDbvisit
Oracle ACE Proの渡部 です。
オラクル社から「ハイブリッドDR」という概念が提唱されています。
この記事では、Oracle Standard EditionでハイブリッドDRを実現する方法をご説明します。
ハイブリッドDRとは?
オラクル社から提唱されている概念で、オンプレミス環境とクラウド環境を組み合わせることで災害対策(DR, Disaster Recovery)を実現する方法です。
災害対策には物理的に離れたデータセンターの確保が必要ですが、クラウド環境を活用すると、これが非常に簡単になります。
Oracleの高可用性ソリューションはEEが前提
ハイブリッドDRは非常に有用な概念ですが、Oracle Database Standard Editionのユーザーは注意が必要です。ハイブリッドDRに限った話ではありませんが、オラクル社が提供する高可用性ソリューションは原則的にOracle Database Enterprise Editionが前提 となるためです。
端的に言うと、先ほど説明した文書には、Oracle Database Standard EditionのハイブリッドDRを実現する方法は記載されていません 。
Oracle SEでハイブリッドDRを実現するにはDbvisitを使う
Oracle Database Standard EditionでハイブリッドDRを実現するにはどうすればよいのでしょうか?
解決策はDbvisit Standbyを使うことです。
Dbvisit StandbyはOracle Cloud OCI Base Database Service(旧DBCS), AWS EC2上のOracle Database, Azue IaaS上のOracle Databaseに対応しており、これらを用いてハイブリッドDRを実現できます。
若干記載バージョンが古いですが、方法については以下のマニュアルの記事をご覧ください。
なお、マニュアルの記載がありませんが、当然 On Premise -> Oracle Cloud OCI Base Database Service の構成も可能です。
補足 ハイブリッドDRに役立つDbvisitの機能
スタンバイDBを遠隔地に作成する時に役立つ機能として、Transportable Media Optionがあります。この機能を使うと、外部メディアを用いてデータベースの構成ファイルを遠隔地に配置することが可能になります。データベースの構成ファイルをネットワーク経由でリモートコピーする必要がなくなります。
スタンバイDBを読取り専用または読書き可能モードでOPENして、レポート生成や開発に使うことが可能です。
[PR] Oracle Standard Editionの災害対策にはDbvisit Standby !
Oracle Standard EditionでDR構成を実現するには、Dbvisit Standbyを使用します。
Dbvisit Standby は歴史が長く、全世界および日本での導入実績も多数ある製品で、安心してご利用いただけます。 2023年4月時点での国内での最新バージョンはDbvisit 11.2.1 です。
Oracle Standard Edition 2 およびMicrosoft SQL Serverに対応したバージョン11以降では、正式な製品名称がDbvisit Standby MP (Multi Platform)となりました。
特徴は以下の通りです。
全世界および日本での導入実績が多数あり、安心してご利用いただけます。
Oracle Standard Edition 2 および Microsoft SQL ServerのDR構成に対応しています。
将来的には、PostgreSQLのDR構成への対応も予定されています。
Web管理コンソールがとても使いやすいです
DB構成をとった多数のデータベースの一元管理が可能です。多数のデータベースのすべてをフェイルオーバーするときなどに、便利さを実感できると思います。
バージョン10から引き続きですが、管理コンソールの日本語(多言語)表示に対応しています。
コーソルでは、以下のような点でお困りのお客様にDbvisit Standbyをお勧めしています。
Oracle 災害対策環境を低コストで実現したい
Oracle Database Standard EditionでData Guard相当の機能を実現したい
YDC社 Standby Expressの後継製品を探している
カスタムスクリプトで実装した基本スタンバイを止めたい
Dbvisit Standbyは バージョン11以降でMicrosoft SQL Serverに対応 し、製品名称が"Dbvisit Standby MP (Dbvisit Standby Multi Platform)"に変更されました。
これにより、以下のような点でお困りのお客様にもお勧めできる製品になっています。
Microsoft SQL Serverで「簡単に 」DR構成を実現したい
WSFC (Windows Failover Clustering) の導入は不要です。
DR構成をとっている多数のデータベース(Oracle Database および Microsoft SQL Server)を一元的に管理したい
なぜコーソルからDbvisit Standbyを購入すべきなのか
コーソルはDbvisit Standby の一次代理店で、Dbvisit Standbyの製品販売を行います。 加えて、Dbvisitの導入およびサポートを行います。
SIer様、販社様がDbvisit Standbyを販売および導入することも可能です。
コーソルのOracle DatabaseおよびDbvisit Standbyの技術力は日本随一です。
コーソルからDbvisit Standbyを購入いただけると、Dbvisit Partner of the Year Award 2021受賞、認定資格Dbvisit Standby Certified Associate取得者数12名、ORACLE MASTER Platinum 単年取得者数7年連続No.1(2014年度~2020年度)、計11冊のOracle関連書籍執筆 という指標に裏付けされた高い技術力により責任もって製品を導入いたします。また、導入後も品質の高い製品サポートをご提供いたします。
弊社お客様のDbvisit Standby採用事例
東京フード様の課題はハードウェア障害が起きても業務継続できることでした。他社はHAクラスタを提案する中、弊社ではHAクラスタの弱点であるディスク障害が発生しても業務継続が可能な災害対策用環境、ならびに環境を簡単に構築・運用できるDbvisit Standbyをご提案し、採用いただきました。
「ハードウェア障害が起きても業務継続できる」点を重要視いただき、東京フード株式会社様にDbvisit Standbyを採用いただきました。 これは、構成要素が完全に二重化 されているDR構成(Dbvisit Standby)の強みです。
Dbvisit Partner of the Year Award 2021を受賞
Dbvisit Standbyの2021年ライセンス販売で販売数国内No.1を達成したパートナーに送られる『Dbvisit Partner of the Year Award 2021』を受賞しています。
総勢12名のエンジニアが認定資格Dbvisit Standby Certified Associateを取得
Dbvisitに関わる総勢12名のエンジニアが認定資格Dbvisit Standby Certified Associateを取得しました!
Dbvisitに関する技術的な知見をセミナーおよび技術ブログで発信
Dbvisit関連ブログ記事を多数公開
Dbvisit関連ブログ記事一覧
多数のOracle関連書籍を執筆
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