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ORACLE MASTER学習のための環境構築手順として、これまで以下の記事を書いていますが、
マルチテナントおよびアプリケーションコンテナに関する記載がありませんでした。
このため、非常に簡単ですが、マルチテナントおよびアプリケーションコンテナの導入に関する手順をまとめておきます。
シングル構成のLinux版Oracle Database 19cを導入する手順における以下の手順を実行します。
シングル構成のLinux版Oracle Database 19cを導入する手順 前編
シングル構成のLinux版Oracle Database 19cを導入する手順 後編
なお、Oracle Restart構成の手順でもOKです。 この場合、Restart構成においてマルチテナント構成のデータベースを作成することになります。
シングル構成のLinux版Oracle Database 19cを導入する手順 後編
を実行します。ただし、(19) DBCAを実行してデータベースを作成において、「データベース識別情報」ステップは、以下のように指定します。
ポイントは「コンテナ・データベースとして作成」にチェックを入れることです。
マルチテナント構成のデータベースには、アプリケーションコンテナを作成できます。
手順の概要は以下の通りです。
SQL> ALTER SESSION SET CONTAINER = cdb$root;
セッションが変更されました。
SQL> show con_name
CON_NAME
------------------------------
CDB$ROOT
SQL> ALTER SYSTEM SET DB_CREATE_FILE_DEST='/u01/app/oracle/oradata';
システムが変更されました。
SQL> CREATE PLUGGABLE DATABASE appcon1 AS APPLICATION CONTAINER
2 ADMIN USER acadm1 IDENTIFIED BY Password123;
プラガブル・データベースが作成されました。
アプリケーションコンテナでは、OMFの使用が必須である点に注意してください。