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Dbvisit Standbyバージョンと対応OS/DB (2023年8月時点)

Oracle ACE Proの渡部です。 Oracle SE2/SQL ServerのDR構成(災害対策構成)に有用なツールであるDbvisit Standbyのバージョンや対応OS/DBについて、2023年8月時点の情報を整理します。

Dbvisit Standbyのバージョン

弊社で取扱い開始以降のバージョンについて記載します。

Dbvisit Standby 8

主な新機能

  • Dbvagent(Dbvisit Agent)が導入され、4コンポーネント構成(Dbvserver, Dbvagent, Standby Core, Dbvnet)になりました。
    • なお、最新のDbvisit Standby MPでは、2コンポーネント構成に再設計されています。
  • Web管理コンソールが刷新されました。

Dbvisit Standby 9

主な新機能

  • Web管理コンソールが多言語対応しました(日本語含む)
  • 有償オプションとして、Dbvisit Standby Snapshot機能が追加されました。
  • 自動フェイルオーバー機能が追加されました。
    • 自動フェイルオーバー機能を担うコンポーネントとしてDbvisit Observerが追加されました。
    • Dbvisit Standby MPでは、dbvcontrolに統合されています。

Dbvisit Standby 10

主な新機能

  • 従来は有償のオプションだったSnapshot Optionが標準機能に取り込まれ、追加費用不要で利用できるようになりました。
    • 機能名は「Reporting Replicas and Dev/Test Snapshots」
  • 運用中のPDBの追加・削除に対応(PDB数3まで)
    • 従来からOracleマルチテナントに対応していましたが、PDBの追加・削除に対応していませんでした。

Dbvisit Standby MP (Dbvisit Standby 11)

主な新機能

  • Microsoft SQL Serverに対応: ログ配布(ログシッピング、Log Shipping)機能を自動化した位置づけです。
  • 管理コンソールが刷新され、管理性が大幅に向上しました。特に複数のデータベースを管理する時の操作性が大幅に向上しています。
  • dbvagentmanager (Dbvisit Agent)とdbvcontrol (Dbvisit Control center/GUI)の2コンポーネント構成になりました。

対応OSおよびDB

2023年8月時点の最新バージョンであるDbvisit Standby MP (Dbvisit Standby 11)での対応状況をまとめます。詳細な情報については、https://dbvisit.atlassian.net/wiki/spaces/DSMP/pages/3238264943/System+Requirements を参照ください。

対応OS

  • Oracle Linux 6, 7, 8
  • Red Hat Enterprise Linux 6, 7, 8
  • SUSE Linux Enterprise Server 11, 12, 15
  • Windows Server 2008, 2008 R2, 2012, 2012 R2, 2016, 2019, 2022

当然ではありますが、動作させるDB製品(Oracle, SQL Server)がcertifyされているOSである必要があります。

Dbvisit 9まではいわゆる「商用UNIX」(AIX, Solaris, HP-UX)をサポートしていましたが、Dbvisit 10以降で非サポートとなりました。

対応DB

  • Oracle Database : 従来型(非CDB), マルチテナント(CDB)など
  • MS SQL Server
  • 将来対応予定 → PostgreSQL, MySQL

バージョンなどについては、 https://dbvisit.atlassian.net/wiki/spaces/DSMP/pages/3238264943/System+Requirements を参照下さい。

現状の注意点

  • 2022年9月時点でOracle Database 21cは未サポートです。 → v11.2でサポートされました。

その他対応

シングルDB以外の導入形態

  • シングルDB以外の導入形態(例: RAC, Restart, SEHA)の場合はご相談ください。

ODA対応

Oracle SE2をOracle Database Applianceで稼働させた場合の災害対策対応に、 Dbvisit Standbyを使用できます。

  • ODA → ODA
  • ODA to Oracle Cloud

を含めた様々な構成に対応しています。

パブリッククラウド対応

以下の構成などに対応しています。オンプレミス同等の製品導入形態を許し、プライマリ←→スタンバイ間のネットワーク疎通を確保できれば基本的に対応できるはずです。詳細はお問い合わせくださいませ。

  • クラウドIaaS → クラウドIaaS : Amazon EC2, Azure VM, OCI Computeなど
  • オンプレミス → クラウドIaaS (いわゆる「クラウドDR構成」)
  • OCI Oracle Base Database Service (旧DBCS) → OCI Oracle Base Database Service (旧DBCS)
  • オンプレミス → OCI Oracle Base Database Service (旧DBCS)

なお、Amazon RDSには対応していません。

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コーソルはDbvisit Standbyの一次代理店で、Dbvisit Standbyの製品販売を行います。 加えて、Dbvisitの導入およびサポートを行います。

コーソルのDbvisitSIer様、販社様がDbvisit Standbyを販売および導入することも可能です。

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コーソルのDbvisitサービス

弊社お客様のDbvisit Standby採用事例

東京フード様の課題はハードウェア障害が起きても業務継続できることでした。他社はHAクラスタを提案する中、弊社ではHAクラスタの弱点であるディスク障害が発生しても業務継続が可能な災害対策用環境、ならびに環境を簡単に構築・運用できるDbvisit Standbyをご提案し、採用いただきました。

「ハードウェア障害が起きても業務継続できる」点を重要視いただき、東京フード株式会社様にDbvisit Standbyを採用いただきました。 これは、構成要素が完全に二重化されているDR構成(Dbvisit Standby)の強みです。

Dbvisit Partner of the Year Award 2021を受賞

Dbvisit Standbyの2021年ライセンス販売で販売数国内No.1を達成したパートナーに送られる『Dbvisit Partner of the Year Award 2021』を受賞しています。

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Dbvisitに関わる総勢12名のエンジニアが認定資格Dbvisit Standby Certified Associateを取得しました!

Dbvisitに関する技術的な知見をセミナーおよび技術ブログで発信

Dbvisit関連ブログ記事を多数公開

Dbvisit関連ブログ記事一覧

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  • 単年度ORACLE MASTER Platinum取得者数7年連続No.1

7年連続ORACLE MASTER Platinum取得者数No.1! Oracle Certification Award 2020

コーソルのDbvisitサービス

プロフィール

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渡部 亮太

・Oracle ACE
・AWS Certified Solutions Architect - Associate
・ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 11g, 12c 他多数

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