技術ブログ
目次
渡部です。12月22日 サイオステクノロジー株式会社様 主催のOracle SEHAウェブセミナーで頂戴した質問について回答させていただきます。
なお、頂戴した質問の中で、以下の記事で回答済みの質問については、本記事での回答を割愛させていただきます。ご理解くださいませ。
12/22開催SIOS社共催Oracle SEHAセミナーのお知らせ+前回セミナー質問への回答
Oracle SEHAのアーキテクチャはシングル構成のDBをOracle GIで監視し、同一ノードでの再起動およびフェイルオーバーを可能にしたものです。Oracle GIはすでに十分な実績がありますので信頼できるアーキテクチャと考えてよいと判断できます。
高可用性の機能面でいうと、セッション内でご説明した通り、ノード障害発生時のダウンタイムの長さ、ローリングアップグレードに対応できない点が、Oracle RACとの相違点となります。
in-placeアップグレード、out-placeアップグレードという言葉は、文脈によって異なる意味を持つため、 あえてこの言葉を使わずに回答させていただきます。
Oracle RACからOracle SEHAへのアップグレードにおいて、DBUAを用いてデータベース構成ファイルを直接書き換えるアップグレード方法は使用できません。
これ以外の以下のようなアップグレード方法は使用可能です。
Oracle SEHAの実体はシングル構成のDBをOracle GIで監視し、同一ノードでの再起動およびフェイルオーバーを可能にしたものですから、基本的にシングル構成¥のDBとして扱えます。 よって、原則的にRMANなど従来のソリューションを使用できます。
Oracle SEHAはASMの使用が前提です。原則的にASMでは、全ノードのディスクグループをマウントしています。
12/22開催SIOS社共催Oracle SEHAセミナーのお知らせ+前回セミナー質問への回答
SIOS社主催ウェブセミナーでOracle SEHAについてお話します
19c新機能 SEHA / GIベース シングルHA構成 – SE2-RAC廃止対応
Oracle Database 19cとは何か? どういう位置づけのリリースなのか?