基幹システムの商用データベースとの相性が良く、任意のデータベースに接続できるPostgreSQLは、多くの企業が導入しています。
「PostgreSQLを導入するにあたって、接続方法が知りたい!」とお考えのご担当者様もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、任意のデータベースにPostgreSQLを接続する方法を紹介します。
PostgreSQLに必要不可欠なpsqlに関しても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
psqlとは
まず本題に入る前に、PostgreSQLを利用するうえで欠かせないpsqlについて押さえておきましょう。
psqlとは、PostgreSQLに標準装備されている管理ツールの一つで、対話型操作を行うフロントエンドインターフェースのことです。
こちらは、PostgreSQLを有効的に活用する際に不可欠であるため、データベース管理者やアプリケーション開発者は、必ず押さえておきたいところです。
psqlを使いこなせるようになれば、簡単なコマンドを入力するだけでデータベースの一覧が見られたり、データベースへの接続ができたりします。
これにより、PostgreSQLをさらに効率的に管理できるというわけです。
PostgreSQLをデータベースに接続する方法
psqlについて理解できたところで、ここからはPostgreSQLを導入した際に、任意のデータベースに接続する方法を紹介します。
psqlのオプションを使う
psqlを使用したPostgreSQLへの接続にあたって、データベースを指定しない場合は、接続するロールと同じ名前のデータベースを使用することとなります。
例として、ロール名が“-U ユーザー名”だった場合、“psql -U ユーザー名”と記載し、データベースを指定したうえで接続します。
接続が完了したら、データベース名がプロンプトに表示されていることを確認しましょう。
¥cのコマンドを使う
現状、PostgreSQLを接続しているデータベースから、別のデータベースへの移行が必要になった際には、psqlのメタコマンドである“\c”を使用します。
\cは、新しいデータベースに接続するためのコマンドです。
たとえば、sample_1からsample_2のデータベースに移行する際、“\c sample_2”とツールに入力することで、接続を切り替えられます。
接続が完了すると、プロンプトに表示されているデータベース名もsample_2に変更されます。
また、\cの代わりに\connectを活用することも可能です。
PostgreSQLのデータベース接続は、psqlのオプションを利用するのがおすすめ!
今回は、PostgreSQLをデータベースに接続する方法を紹介しました。
PostgreSQLをデータベースに接続するには、psqlのオプションを活用する方法があります。
データベースを指定せずに接続する場合は、ロールと同じ名前のデータベースを使いましょう。
また、\cコマンドを使用すれば、接続しているデータベースを別のデータベースに容易に切り替えられます。
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