株式会社コーソル
COLUMN

コーソルのお役立ちコラム

コーソルでは経験豊かなエンジニアが、Oracle Databaseに関するお役立ち情報を発信しています。
データベースのチューニングや設定にお役立ていただけます。

SQL

公開日  更新日

PostgreSQLで作成したデータベースを削除する方法を解説

不要になったPostgreSQLのデータベースを、放置していませんか?
テスト用に作成したものや、システムの刷新に伴い古くなったものなど、今後使用しないデータベースはストレージをひっ迫させる原因なので、速やかに削除すべきでしょう。

本記事では、PostgreSQLで作成したデータベースを削除する方法をわかりやすく解説します。
データベースを削除する際の注意点もお伝えしますので、PostgreSQLを使用するエンジニアの方は、ぜひご参照ください。

PostgreSQLで作成したデータベースを削除する手順

PostgreSQLで作成したデータベースを削除するといっても、さほど難しい手順を踏む必要はありません。
以下の通りに、作業を進めてください。

①DROP DATABASEを実行する

前提として、DROP DATABASEは誰かが対象のデータベースに接続している状態では実行できません。
データベースを削除する際は、ご自身も別のデータベースに接続してから作業を進めましょう。

PostgreSQLで作成したデータベースを削除するには、DROP DATABASE文を使う必要があります。
以下のDROP DATABASEの構文を使用し、データベースを削除します。

DROP DATABASE [ IF EXISTS ] name

nameの部分に削除するデータベースの名前を入力し実行すれば、そのデータベースの削除は完了です。

②データベースが削除されているか確認する

データベースがきちんと削除されたか、“\l”のコマンドを使用して確認しておきましょう。
表示されたデータベース一覧に先ほどのデータベースの名前がなければ、滞りなく削除されたということです。

PostgreSQLで作成したデータベースを削除する際の注意点

簡単にデータベースを削除できることはおわかりいただけたかとは思いますが、以下の3点に注意が必要です。

データベースを削除する際に押さえておくべき注意点

  • データベースの所有者とスーパーユーザーしか削除できない
  • ユーザーがデータベースに接続している状態では削除できない
  • 削除したデータベースは復元できない

データベースを削除できるのは、そのデータベースの所有者(制作者)と管理権限を有するスーパーユーザーのみです。
また、繰り返しにはなりますが、データベースを削除する権限の有無に限らず、いずれかのユーザーが接続している状態では、DROP DATABASEを実行することはできません。
そのため、データベースを削除する際は、別のデータベースに接続してから作業を進めます。

最後に、一度削除したデータベースを復元するには、バックアップから復元する必要があります。バックアップがない場合、あとから「復元させたい」と思っても手の施しようがありませんので、データベースを削除する前に、本当に消しても問題ないのか今一度ご確認ください。

PostgreSQLで作成したデータベースを削除する際はDROP DATABASE文を使用する

今回は、PostgreSQLで作成したデータベースを削除する方法を紹介しました。

不要になったデータベースはストレージをひっ迫させる原因であり、DROP DATABASEを実行して適宜削除していかなければなりません。
ただし、削除したデータベースを復元させることはできませんので、本当に消しても問題ないのか、確認してから作業に入りましょう。

なお、コーソルではPostgreSQLを含む、さまざまなデータベースに対応したDPAを提供しております。
「あらゆるデータベースを一元管理し、モニタリングまでしたい」とお考えの事業者様は、ぜひ弊社にご相談ください。
高い技術力を備えたスタッフが、DPAのシステム構築までサポートいたします。

この記事の監修者

監修者の写真

舛井 智行 (ますい ともゆき)

営業本部 企画&マーケティング部 次長

《資格》

Oracle Master Gold、Oracle RAC Expert、Linux Expert、LPIC Level1、Dbvisit Standby Certified Associate、基本情報技術者

《略歴》

2004年コーソル入社。2019年まで一貫してOracle Databaseの設計・構築・運用のサービス提供に従事。リモートDBAやリモート監視のサービス化、働き方改革プロジェクトで人事制度改革を手掛ける。2019年からライセンス販売強化のため企画&マーケティング部に異動。DbvisitやToad、DPAの取扱開始、販売促進活動を推し進め、ライセンス販売事業の売上拡大に注力中。

《主な著書》

オラクルマスター教科書 Gold DBA Oracle Database AdministrationⅡ
オラクルマスター教科書 Silver DBA Oracle Database Administration I
オラクルマスター教科書 Silver SQL Oracle Database SQL
Oracleの基本 ~データベース入門から設計/運用の初歩まで
プロとしてのOracle入門
Oracle Database 10g Oracle Enterprise Manager 逆引きクイックリファレンス

《担当者様からの一言》

コーソルはOracle Databaseの技術力において日本有数の知見を有すると自負しています。Oracle Masterの最高峰資格である『Oracle Master Platinum』の取得者数も日本No.1です。Oracle Databaseのことはもちろん、それ以外のDBについてもリモートDBAサービスを始めとした様々なサービス、製品を駆使してお客様のお困りごとを解消いたします。お困りごとがあればコーソルまでご相談ください。

監修者の写真

峯岸 隆一 (みねぎし りゅういち)

インフラソリューション部 市ヶ谷クラウドサービスチーム シニアエキスパート

《資格》

Oracle Master Gold、ORACLE MASTER Platinum、Oracle RAC Expert、
Oracle Database Cloud Service Oracle Infrastructure as a Service Cloud 2017 Implementation Essentials、
Oracle Cloud Infrastructure 2018 Architect Associate、
Oracle Cloud Infrastructure 2019 Architect Professional、
AWS Certified Solutions Architect – Associate、OSS-DB Silver、
MySQL 5.6 Database Administrator、基本情報技術者、テクニカルエンジニア(データベース)

《略歴》

2006年コーソル入社。2021年までOracle Databaseを中心にMySQLやGoldenGateなど、多岐にわたる製品のサポート業務に従事。2021年から企画&マーケティング部に異動し、Nutanix NDBサービス化、Qlik Replicateサービス化、AWS、OCIなど様々な製品のサービス化、クラウド環境上の製品検証、ブログ執筆を手掛ける。2023年からOCI技術に磨きをかけるべくOCI基盤の設計・構築業務を遂行中 。

《主な著書》

オラクルマスター教科書 Gold DBA Oracle Database AdministrationⅡ
オラクルマスター教科書 Silver DBA Oracle Database Administration I
オラクルマスター教科書 Silver SQL Oracle Database SQL  Oracleの基本 ~データベース入門から設計/運用の初歩まで

《担当者様からの一言》

コーソルはOracle Database製品および周辺製品において特化した技術力を有している会社です。また、育成にも力を入れており、新卒などOracle Databaseの知識がないエンジニアでも数年でOracle Master Platinumを取得するほどのエンジニアに育て上げることに成功しています。クラウド分野(AWS、Oracle Cloud)にも積極的に進出しておりますので、Oracle Databaseに関するサービスをご要望であればプラットフォーム問わず対応できるコーソルにご連絡下さい。

TOP